こんにちは!アメリカ・サンフランシスコに在住のヨシといいます。こちらの美術大学に留学して4年目になります。
サンフランシスコはアメリカで最も有名な都市の一つで、その治安の良さ・交通の便の良さから観光だけではなく留学先やホームステイ先としても非常に人気があります。
しかしそうはいっても、ここは犯罪大国アメリカ。日本の感覚で過ごしていると思いがけず危ない目に巻き込まれることも。
この記事では安全にサンフランシスコを楽しむための滞在・治安に関する情報をまとめてみました。
安全なサンフランシスコで暮らすならどこ?おすすめ宿泊エリアを治安や物価の面から解説
サンフランシスコはアメリカの大都市の中で最も治安のいい街の一つとして知られており、また交通機関が非常に発達しているのでレンタカーを借りる必要もありません。
滞在エリアに関してですが、基本的にはダウンダウンをオススメします。
空港までのアクセスもいいですし(電車で大体30分ほど)、また様々な交通機関の駅が集中しているので、フィッシャーマンズワーフやゴールデンゲートパークなどの観光地への移動も楽です。
数多くのホテルがこのダウンタウンにひしめき合っているので選択肢の幅も広いですし、観光客が多く夜も賑わっているので治安も良いです。
もしダウンタウンの喧騒が気になるのであれば、そこから少し離れたジャパンタウン周辺やリッチモンド地区を検討してみてもいいかもしれません。
離れるといっても市内全域に市バスの「ミュニ」が走っており、本数・頻度ともに多いので、交通の便は心配しなくても大丈夫です。
一番検討しなくてはいけないポイントは治安です。
サンフランシスコはアメリカの中では比較的治安のいい街といいましたが、やはりここは犯罪大国アメリカ。
日本の治安とは比べ物にはなりません。観光地と危険なエリアが隣接しているパターンが多いので間違っても迷い込まないように。
また治安の悪いエリアの宿泊施設は飛び抜けて安い傾向にありますが、命はお金にはかえられません。
どんなに安くても絶対にそのようなエリアには滞在しないようにしてください。
サンフランシスコ滞在におすすめの治安の良いエリア
ユニオンスクエア周辺ダウンタウンの中心地にある外国人に人気の観光名所「ユニオンスクエア」。
周辺にはMacy’sなどの高級デパートやブランド品店、レストランが数多く立ち並ぶほかケーブルカーやミュニ、バートといった公共交通機関の駅も集中しているので、観光、ショッピング、交通すべてにおいて便利な場所です。
治安は比較的よく、人通りが多いので目立つ犯罪はほとんど起こりません。
ただ観光客狙いのスリが数多く報告されているので持ち物の管理には注意しましょう。
またすぐ隣に「テンダーロイン」というサンフランシスコで最も危険な地域があるので、間違っても迷い込まないようにしてください。
このエリアには数多くのホテルがひしめきあっていますが、特にオススメなのが「パレスホテル」。
1875年に開業した歴史あるホテルで、今までアメリカの歴代大統領や世界の王族など様々な著名人を滞在客として迎え入れてきました。豪華なシャンデリアが飾られたドーム型の天井が印象的で、客室も上品でエレガントな雰囲気となっています。
なおバーやフィットネスクラブ、屋内プールも完備しています。
ノブヒルノブヒル地区はダウンタウンから少し北に上がった小高い丘にある高級住宅街です。
ゴシック様式の荘厳なグレース大聖堂があるほか、近くには世界で最も曲がりくねった坂道「ロンバートストリート」や全米で一番大きなチャイナタウンなどがあります。
ダウンタウンへもバスで10分ほどなので交通の便もいいです。
ホームレスもほとんどいなく、市内で最も治安のいい場所の一つとして知られています。
高級ホテルから「イン」と呼ばれる簡易な宿泊施設まで様々な種類がありますが、特におすすめなのは「ホリデイ・インサンフランシスコゴールデンゲートウェイ」。
インというだけあって室内はシンプルですが薄型テレビ・冷蔵庫など快適に過ごせるアイテムはすべて揃っており、また24時間営業のフィットネスセンターや屋外スイミングプールも利用可能です。
またこのホテルは市内を南北に走る賑やかな大通り「バンネスアベニュー」沿いにあるため、観光、街散策が好きな人にも便利な立地です。
ロワーパシフィックハイツ(ジャパンタウン周辺)ここは市内唯一のジャパンタウンがあるエリアです。
日本食レストランやお土産品店のほか、日系スーパー「Nijiya」、紀伊国屋書店、ダイソーなど多くの日本のお店があるので、観光客のほか日本人留学生や駐在者にもとても人気があります。
ダウンタウンまではバスで約15分ほどで治安も良いです。
しかし、ギアリーストリートから南へ行くと一気に治安が悪くなりホームレスや麻薬中毒者が徘徊していているので注意しましょう。
オススメの宿泊場所は「ホテルカブキ」。
東洋と西洋のデザインを調和させたユニークなスタイルのホテルで、池のある屋内庭園があったり一部の部屋で深めのバスタブが採用されていたり、ロビーに日本の美術品が飾られていたりなど、各所に「日本」を感じさせる工夫がなされています。
サンフランシスコの治安情報や観光中の注意点
サンフランシスコは全米の大都市の中では比較的治安のいい街として有名です。
確かに殺人や強盗などの兇悪犯罪はほとんど起きないものの、実はスリや盗難、車両荒らしなどのいわゆる窃盗罪の発生率が非常に高く、観光客がその主な標的となっています。
この窃盗罪の中で一番多いのが「スマートフォンを盗まれる」ケースです。
観光していれば歩きながらスマートフォンを使ってネットで行きたい場所を検索したり、グーグルマップでその行き方を調べたりすることは普通にあると思います。
仕方がないことですが、その場合周りには十分注意してください。
またすぐに観光客だとバレるような服装は避け、アクセサリーなどの装飾品もなるべく着けないようにした方が無難です。
サンフランシスコは大都市の割には面積が狭いので、観光地と治安の悪い住宅エリアが隣同士になっているパターンが多いです。
1ブロック進んだだけで、また大通りから一歩路地へ入っただけで雰囲気がガラリと変わります。
治安の悪いエリアの特徴としては、道にゴミが散らばっていて汚い(ゴミ漁りをする人が多い)、悪臭がする(路上で排便をするホームレス、また薬物中毒の人が多い)、建物に落書きが多く見られる、窓に鉄格子がかかっている(窓を割られて強盗に入られるのを防ぐため)、などがあります。
もしそのようなエリアに迷い込んでしまったらすぐにそこから出るようにしてください。
これからサンフランシスコを訪れる方へ
サンフランシスコは比較的治安がよく公共交通機関も発達しているので、非常に観光しやすい街です。
ユニオンスクエアやケーブルカー、ゴールデンゲートブリッジやフィッシャーマンズワーフなど数多くの観光スポットがあるほか、多種多様な人種、ヒッピーやLGBT文化を寛容に受け入れる自由でおおらかな街としても知られています。
またスタンフォード大学やUCバークレーなどの超一流大学、グーグル、アップルなどの世界的IT企業の本社があるシリコンバレーにもアクセスしやすく、とにかく見るもの・経験するものがたくさんあります。
ここで紹介した滞在・治安に関するアドバイスを参考にして頂き、ぜひサンフランシスコでの楽しい旅をお過ごし下さい。