こんにちは!モロッコ大好きのトモエです。本当は北部のほうに引かれていたのですが、縁があってマラケシュに2年ほど滞在していました。
実際行ってみないと分からないことがおおい、日本にはあまり縁のない北アフリカですが、意外と居住されている日本人も多くリピーターで訪れる日本人も後を絶ちません。
もちろん私も大自然と大都会が隣り合わせの魅力を持つマラケシュに虜にされた一人です。
安全なマラケシュで暮らすならどこ?おすすめ宿泊エリアを治安や物価の面から解説
マラケシュには各レベルのホテル、安宿(モロッコ人の長期出稼ぎ者が泊まるようなところ)の他にリヤドとよばれる宿泊施設があります。
リヤドとは大きめの、中庭のあるモロッコ式住居の各部屋に泊まれる様になっているのですが、これが意外と快適です。
新市街とメディナとよばれる城壁内にある旧市街と大きく二つに別れていますが、リヤドが多いのが旧市街の中です。
せっかくモロッコ滞在を満喫するのなら、大道芸や屋台が多く立ち並ぶ旧市街メディナの中のジャマエル・フナ広場付近のリヤドをお勧めします。
メディナ内のユダヤ人地区付近でも多くのリヤドがあり、銀細工などの作業所やマーケットが多いので、買物に興味が人は思いっきり楽しめるでしょう。
ちょっと高級街である、モロッコ独特の喧騒を離れつつも広大な土地感を味わうのならムハンマド6世通りに滞在してゆっくり朝晩を過ごすのもマラケシュの味わい方です。
値段設定は高めですが、フランス風のレストランやカフェが立ち並び、初めてモロッコを訪れる人にもオーダーや入店のシステムがわかりやすいでしょう。
マラケシュ滞在におすすめの治安の良いエリア
おすすめエリア:ムハンマド6世通り
治安の良さで一番はムハンマド6世通りです。
多くのホテルが立ち並び、道路も広く綺麗に整備されていて、パトロールも頻繁にされています。
灼熱の夏場は徒歩で観光できる距離ではありませんが、ホテル街なのでタクシーが頻繁に通るので移動も簡単です。
洗練されたお土産店で値段もすでに決まっているので、旧市街での買物のようにいちいち値段交渉をしなくてもすんなり買えます。
どこのホテルも地上階にはカフェを構えているので、馴れない気候に疲れてもすぐに休憩ができ、さらにしつこい客引きも来ません。
高層ビル型ホテルが多いので、階数が高い部屋から、季節によりアトラス山脈が望めます。(ただし夏は湿気やもやで見えません)
おすすめエリア:ジャマ・エル・フナ広場周辺
ジャマ・エル・フナ広場中心部にあるホテルは警備が厳重なのでホテル内は安全です。
徒歩圏内にマラケシュの見所が数多くあり、迷路のようなメディナ内の散策や地元民が多く食事にくる屋台レストラン、きらびやかなマーケットにモロッコ伝統の公衆浴場であるハンマムなど目白押しです。
しかし、夜中にホテルから一歩でるとそこはジャングル、初心者で夕方以降も出かける用事があるのなら少し勇気がいります。
全体的に旧市街のリヤドは入り組んでいますが、事前に予定を伝えておけばリヤドの人が迎えに来てくれるので交渉しましょう。
マラケシュメディナ内のシンボルでもあるクトゥビア(モスク)付近のホテルは、タクシーで入り口までつけるので安心です。
モスクの近くだけあり、敬謙なムスリム教徒が多いせいか旅行者に危険な人物も比較的少ないです。
バスも多くの主要バスが通ります。
近くにはマラケシュで一番おいしいと言われるイタリアンジェラート店があり、観光客がとても多いので歩き回るにも安心です。
迷いやすいマラケシュの道はだいたい大通りをたどればクトゥビアにたどり着くので、方向音痴でも安心です。
発音しにくい他の地区と違ってクトゥビアと日本語発音で言ってもタクシー運転手は理解してくれるので、迷って時間をつぶす事もないです。
おすすめエリア:マジョレル庭園周辺
マラケシュでも有名なマジョレル庭園の周囲にもいくつか宿泊所があります。
昼間は人通りもあり、タクシーもすぐつかまるのですが、夜はがらんとするので昼間に行動する予定のある人、夜出歩かない人にはおすすめです。
メディナ内ですが比較的静かで観光客も多く通り地元民の集まるカフェやフルーツジュース屋さんが多くあつまります。
新市街全般にも三ツ星ホテルから高級ホテルまでと点在しています。
もちろんホテル内の警備はしっかりしているところが多いですが、星の数がすくないところの門番セキュリティーはお茶にでかけてしまったりするので、貴重品の管理に気を抜かない様にしましょう。
旧市街への観光目的で行くには少し距離があります。
大通りの喧騒をさけて裏通りのこれらのホテルに泊まるのであれば、夕方以降の出入りはタクシーに入り口までつけてもらうようにしましょう。
新市街にはスーパーが点在しているので値段交渉が苦手、という人には新市街のほうが滞在しやすいでしょう。
マラケシュの治安情報や観光中の注意点
マラケシュの観光地を歩くと、まるでライオンのオリに入れられたエサのような感覚に陥ります。
観光客で生計をたてている住民が集まっているのでわけはないのですが、非常に物売りがしつこいので要注意です。
中には日本語を流暢にしゃべるモロッコ人も多数います。
案内人としてチップを渡す覚悟で気持ちよく従業員と割り切って接した方が後味悪くならないでしょう。
思った通りに反応しないと悪口雑言でまくしたててきますが気にしないことです。
スリ、盗難も多いので、屋台での食事中には、携帯、財布など貴重品をテーブルの上に置かないようにしましょう。
また、大道芸の人達は「見たら払え」というスタンスです。
足を止めたら観賞代としていくらかチップをあげる心遣いもごたごたを避ける為には大事です。
ベリーダンスのショーをやるレストランやバーは比較的遅くまで営業していますが、マラケシュは夜、モロッコ人の女性が出歩かない時間になると一気に表情を変えます。
一人での夜道は絶対に避けましょう。
これからマラケシュを訪れる方へ
イスラム、北アフリカとなかなかイメージのしにくいモロッコですが、元気な太陽に照らされ、空や大地の発色が他の国とはっきりと違います。
新鮮な食べ物や活気のある町と力強く行きて行く様々な階級の人々が同時にすし詰め状態で生活するこの町はあらゆる意味で日本の規定外です。
真っ赤な夕日に照らされて広場で聞くモロッコ独特の音楽、グナワなど、非日常が日常のモロッコで日本ではなかなか思い出せない人間の力強さを感じれるような訪問になりますように!
NOは強調して言っても通じない事が多いので、踏ん張りましょう!
まとめ:マラケシュ市内の治安の良い宿泊エリア一覧
- 治安の良さで一番おすすめ、ムハンマド六世通り
- モロッコ式住宅リヤドに滞在するならジャマ・エル・フナ広場周辺
- 夜ぐっすり眠りたいなら静かなマジョレル庭園周辺