はじめまして!元外資系航空会社キャビンアテンダント、専業主婦のラプラスと申します。
現在は夫のMBA留学に付き添い、スペインの首都マドリード在住です。
スペインといえばサグラダファミリアなど観光名所の多いバルセロナ!と思いがちですが、マドリードにも素敵な所はたくさんあります。
この記事ではマドリードを訪問するにあたり、治安の面で気をつけるべき点やおすすめの滞在エリアなどをご紹介していきます!
安全なマドリードので暮らすならどこ?おすすめ宿泊エリアを治安や物価の面から解説

基本的には旅行での宿泊ならばセントロと呼ばれる中心地になるかと思います。
マドリード観光はそのほとんどが中心地、もしくはそこからアクセスの良いところに分布されているためです。
プエルタ・デル・ソル(太陽の門の意)という広場や、プラド美術館、レティーロ公園など、メトロ(電車)やバスでもサクッと周れてしまう上、観光用の2階立てバスに乗れば観光地を音声案内付き(日本語も有り!)で廻れるので、よほど中心部から離れたところでなければそう不便はありません。
後で詳しく触れますが、治安の面でもマドリードはあまり心配はないので、ホテル選びに神経質になる必要はないでしょう。
ただ、ヨーロッパは大体どこでもそうですが、日本ほどピカピカで最新設備の整ったホテルばかりではないので、あまりにホテル代を削ってしまうと
「シャワーのお湯がちゃんと出ない…」「ドアの建てつけがグラグラ!?」
などのびっくりするようなトラブルもあったりしますので、ある程度のランク以上のところを選ぶことをおすすめします。
マドリードの滞在におすすめの治安の良いエリア

セントロ(プラド美術館周辺)
先述の通り、セントロ周辺に観光名所が集まっているので便利でオススメです。
いわゆる高級一流ホテルという日本人によく知られたホテルばかりではないというのも特徴のひとつですが、ヨーロッパらしい趣があって素敵なホテルがたくさん。

ネプチューン・ファウンテンの目の前にあるウェスティンホテルは5つ星の安定感があり、美術館までは公園を挟んですぐという好立地で、すべてじっくり見るには半日以上かかると言われる大規模なプラド美術館を重視している人にはおすすめです。
サラマンカ
また、中心部からは少し離れてしまいますが、街のにぎやかな喧騒が苦手な人は、サラマンカという高級住宅街のエリアにあるホテルに泊まるのも一案。
グラン・メリア・フェニックスは5つ星でありながら、サラマンカの中でもセントロ寄りのため、利便性とコストパフォーマンスのバランスが非常に良いです。
カステリャーナ通りにあるインターコンチネンタルホテルなどは、中心部から少し離れてしまいますが、バスへのアクセスが良いのであまり問題ありません(バス停5〜7つほど、15分前後で着きます)。
このエリアに滞在するけれど予算は抑えたい!という人には、スイーツ・バリオ・デ・サラマンカというホテルもおすすめ。
こちらは閑静な住宅街の中にあり、ほぼ全室スイートになっているのですが、中心部から少し離れているためかなりリーズナブルに宿泊することができますよ。
アトーチャ
アトーチャ駅は、バルセロナとマドリードを結ぶ鉄道renfeの発着する駅です。
マドリードだけでなくバルセロナも旅行に訪れるけれど、出発や到着が深夜だからマドリード市内でのホテルまでの移動が不安…という人はこの辺りで一泊するのが良いでしょう。
周囲にはバルやレストランもありますし、駅構内は夜でも明るく中に飲食店やコンビニのようなショップもあるので安心です。

私も実際、バルセロナからやってきてアトーチャに深夜に到着したことがあり、そのときはバルコニーズ・アーバン・ステイというホテルに宿泊しました。
駅構内で飲み物や軽いスナック類を買い、翌日は徒歩圏内のカフェでブランチを済ませ、中心部へはバスで移動しましたが徒歩でも行ける距離ですし、非常に快適なステイでしたよ!
空港周辺(ご参考までに!)

他の国や都市では、行き先であまり時間が取れない、フライトが夜遅くに到着する、などの理由で空港ホテルに泊まることもあるかと思いますが、マドリードは大都市には珍しく、空港から都心部までが非常に近いです。
メトロを乗り継いでもバスでも出られますし、タクシーの場合は15分前後で30ユーロ(空港ーマドリード市内は一律料金)。
空港周辺にもホテルはありますが、周りにはあまり何もありません。
せっかくこんなにシティーへのアクセスが良いので、ぜひとも街中のホテルに泊まってみてください!
マドリードの治安情報や観光中の注意点

マドリードの治安は、ヨーロッパのあらゆる都市と比較するとかなり良い方です。
パリやローマではひとたび地下鉄に乗ると、ジプシーの女の子のスリなどが必ずと言っていいほど待ち受けており、特にアジア人は狙われやすいのでとっても神経を使いますよね。
ところがマドリードでは、駅や電車の中でよく見かけるのは物乞いの人々で、善意の寄付をお願いしてくるだけなので害はありません。
ただ、もちろんスリも存在します!最も多いのはレストランやカフェでの置き引き・スリで、椅子などに引っ掛けたカバンを狙い、持ち主がそこにいようと死角に入り込んであっという間に盗んでしまいます。
食事などの際も会話やスマホの操作に夢中になりすぎず、自分の荷物は常に自分の目の届く+体に触れているところ、できれば膝の上などに置くこと。
また、セントロ(中心地)〜サラマンカ(高級住宅街)周辺は中でも比較的治安が良いとされているので、夜遅くに1人歩きをしても基本的には大丈夫ですが、それでも人気のない路地裏などは避けた方が無難でしょう。
これからマドリードを訪れる方へ
スペインは日本人が思っている以上に英語が通じないため、観光に必要な最低限のスペイン語会話の本や、すぐに翻訳できる電子辞書などを持って行ったり、スマホに翻訳アプリを入れていくことをおすすめします。
食べ物やワインが美味しく物価も高くない(酒税がないのでお酒が驚くほど安い!)ので、特に呑んべえさんは嬉しいことづくめですが、飲み過ぎと置き引きには注意して思い切り楽しんでくださいね!
まとめ:マドリード市内の治安の良い宿泊エリア一覧