はじめまして!旧東ドイツの町、ライプツィヒに嫁いで今年で7年目になります。
日本人には馴染みのない町かと思いますが、ライプツィヒの町のグラッセ美術館にはアイヌ刺繍の展示があったり、語学留学に留まらず音大や建築科の学校に留学しにくる日本人も大勢います。
ゲーテがファウストを書き上げたカフェや、バッハが音楽監督を務めた教会があるなど、馴染みのある歴史も盛りだくさんです。
現在は子育てを満喫しています!
安全なライプツィヒで暮らすならどこ?おすすめ宿泊エリアを治安や物価の面から解説

ライプツィヒは中央駅付近のZentrumを中心に東西南北に広がっています。
教会や美術館、博物館などの観光名所はZentrum地域にあり、高級ホテルからバックパッカーなど様々な宿泊施設があります。
どの宿泊施設からも有名どころは徒歩圏内なので、短期間で全部回りたい!という人にはZentrum地域がおすすめです。
ナイトライフを楽しむのなら、南部のSudvorstadt(uはドイツ語独特表記のウムラウトがつくu)かconniwitzがおすすめです。
バーやライブハウスも多く、大通りなので夜遅くなっても明るいです。
西部のPlagwitzにもアーティストや民泊のできる部屋が点在していますが、zentrumよりの西部、Grunau地域は生活保護を受けている世帯が多く、民泊も確かにあるようですが、夜の人通りが少ないなどあまりおすすめできません。
ヨーロッパ内でみればライプツィヒは比較的治安はいいものの、日本にいるように気を抜いてはいけません。
一見安全に見える中心部でも置き引きやスリなど多発していますから、ご注意を!
ライプツィヒ滞在におすすめの治安の良いエリア
おすすめエリア:中央駅周辺

中央駅付近にはエレガントな贅沢満載のホテルやビジネスホテル、40ユーロ代で泊まれる三ツ星ホテルなどよりどりみどりです。
徒歩圏内に各所観光名所があるだけでなく、ヨーロッパの有名ブランドが多く入ったショッピングモール、レストラン街や夏は道路を席でうめつくすオープンカフェなど、どれも気軽に行ける距離です。
また、中央駅はライプツィヒ内を東西南北に走るトラムのほとんどが停車します。
そしてこのトラム、運転手には運転中に話しかける事が禁じられている上、中央駅にでさえ駅員の姿がありません。
赤の他人に話しかける勇気はない、という恥ずかしがり屋さんも、のりかえなしの一本で中、遠距離の観光名所に行けるのはうれしいですね。
駅付近にはよくパンクロックの風貌をした若者や、近年では難民として受け入れられた人達がたむろしていますが、結構気さくな人達なので実は安全なんです。
駅付近には巡回している警察も多いので、不穏な雰囲気があるとすぐに駆けつけてくれるので安心です。
おすすめエリア:Cospudner See周辺

バカンスを楽しみたい、ゆっくりと時を過ごしたい人におすすめは、ライプツィヒ中心部から20分程で行ける、Cospudner Seeという湖の近くをお勧めします。
家族連れでドイツを満喫したい、自然を堪能したいのであれば、人口湖といえど白鳥が集う湖をぐるっと一周する遊歩道の散歩もいいでしょう。
健康スポーツを楽しむ人がおおく集うため、もちろん治安もいいので安心して過ごせます。
バスで中心部まででれるので、観光したくなっても大丈夫。
バスは夜行もでていますが、本数が少なくなるので夜出かけるときは注意がひつようです。
おすすめエリア:西部Plagwitz

西部Plagwitzエリアは民泊できるアパートが集中します。
Karl Heine通りはにぎやかで、年齢層も若く、とても治安がよいです。
中心部からトラムで15分ほどで、夜は静かになるので、ゆっくり睡眠をとって観光したい場合はおすすめです。
町中心部に広大に広がる公園を通って中心部にでられるので、散歩がてら遊歩道沿いにいっても楽しいと思います。
歩くと30分ほどで中心部にでられます。
また、中心部のZentrumと南部をむすぶ、一番大きな通り、通称Kar-liとよばれるKarl-liebknicht通りはレストラン街、軽食の代表であるケバブやパン屋さん、オーガニックショップや個人のユニークなお店がたちならび、値段もお手頃なホテルが点在します。
各地に運行する3本のトラムもあり、人通り、車通りが多いゆえか犯罪も少ないです。
が、車通りが多く横断歩道はすくないので、事故に注意です。
自転車道が大通りにあり、ドイツ人は結構なスピードで自転車走行をするので、車がこない、と確認して一歩ふみだしたら自転車道で衝突、という光景を何度もみました。
車道と隣接しているので、サイクラーも歩行者も車道に転んでしまい、とっても危険ですよ!
Kar-liはほぼ中心部ですので、歩いても20分かからず観光名所にたどり着く事ができます。
ライプツィヒの治安情報や観光中の注意点

学生が多く住むライプツィヒは、賑やかで国際色が豊富になりつつあります。
6月のバッハゆかりの音楽を広場で演奏するバッハ祭や夏は世界各国から多くの観光客でにぎわい、冬は町中心部で中世を装ったクリスマスマーケットが開かれるなど、にぎわうことの多い町ですが、比較的治安はいいです。
ただ、ネオナチスが支持する政党の本部があることから、デモンストレーションが行われるときは外国人には警告がだされます。
実際住んでいて危険な体験をしたということもこの7年間とくにありませんが、月曜日は各種デモンストレーションを行う事がおおいので、中心部に滞在が月曜日の場合は注意しましょう。
また、ドイツに滞在するときは外務省が推奨しているたびレジの登録をおすすめします。
テロや事件があったときに、犯人像などのいち早く情報を送ってくれます。
治安がいいと書きましたが、荷物をおいて席取り、などはできません。
カバン、貴重品、また携帯は盗難被害が多いので注意が必要です。
これからライプツィヒを訪れる方へ
ドイツ人の中でも明るくフレンドリーな人が多いです!
ただ、突然休館になったりするのもこの町の特徴なので、日程を詰めすぎずにちょっと余裕をもって見たい所の候補をたくさんあげておいた方が後悔しないと思います。
楽しい滞在になるといいですね!
まとめ:ライプツィヒの治安の良い宿泊エリア一覧