始めまして現在は東京に戻りましたが今でもホーチミンは1年に1度は訪れています。
とにかく滞在経験は長いので何かしらのお役に立てると思います。
全体的に治安はいい街ですがスリや引ったくりなどはどのエリアでも起きています。
場所によっては現地人も敬遠するような場所もありますのでできるだけ詳しく紹介していきたいと思います。
安全なホーチミン市で暮らすならどこ?おすすめ宿泊エリアを治安や物価の面から解説
滞在エリアの選び方としては
・ホテルから
・観光、ショッピングから
・お食事から
で紹介していきます。
ホテルが集中しているエリアだったら1区のドンコイ通り周辺です。
★5~★3級ホテルも数多くあり、そして比較的安いミニホテルと呼ばれているホテルも結構あります。
観光客やビジネスマンの殆どがこのエリアに滞在している人気のエリアなのです。
観光、ショッピング重視だとお手頃な値段のホテルの滞在を考えるのもいいと思います。
ほとんどのお役所、銀行、大使館等の重要施設と観光資源となる市場(これは治安に問題ありなので後から詳しく説明します。)、博物館、ショッピングセンター等はほとんど1区にありますがどこに行くにも車での移動です。
多少離れた隣接地区でもあまり影響ありませんので手頃な値段のホテルがお勧めです。
しかしスリやバイクによるひったくりはどこでも頻繁に起きているので注意が必要です。
食事重視というグルメ派は1区も隣接区域でもいいと思いますがガイドブックに載っているようなレストランに行きたいのならそれらが集中している1区、3区が近くて便利でしょう。
逆に屋台のようなローカル料理を取りたい方はベンタイン市場周辺などがいいとおもいます。
それと観光客にはあまり向かないかもしれませんが中心から徒歩10分位の場所に私も8年住んだ日本人街があります。
ホテルみたいなサービスアパートと言うものがありそこに数百人の日本人が住んでいて一人歩きの外人が深夜までいるような治安のいいエリアです。
そして今は100件位の日本料理屋がありますので現地料理が苦手とか飽きたという方には記憶に置いておいても重宝するかもしれません。
ホーチミン市滞在におすすめの治安の良いエリア
おすすめエリア:1区のドンコイ通りエリア
まず1番のお勧めエリアは1区のドンコイ通り周辺でしょう。
空港から車で夜なら20分昼間ひどい渋滞でも1時間あれば行けるでしょう。
観光客に人気のベンタイン市場まで歩いて15分弱の距離です。
多くの1流ホテル、シェラトン、ルネッサンスリバーサイド、マジェスティックホテル等もここにあります。
国営オペラハウスを始点としている約1キロメートルのドンコイ通りはショッピングストリートです。
いろいろな店が軒を連ねてならんでいて、ガイドブックにある有名な店やレストランも多く在ります。
昔は外人目当てのホームレスのたまり場みたいでした、が今では1人もいなくなりました。
しかし冒頭に書いたようにスリや引ったくりはどこにでもいますから歩くなら注意を怠らないようにして下さい。
ドンコイ通りの突き当りサイゴン川沿いの道は特に治安が悪いのでガイドが必ず注意するほどです。
その角にあるマジェスティックホテルは今では歴史的風格さえを備えています。
特にライトアップされた夜の美しい外観を1度見るためだけでもこの地区に滞在又は訪れるのは意味あることでしょう。
お寺や博物館等も徒歩圏内にあり午前はここ午後はこれをしょうとか色々な観光プランを考えられる楽しいエリアでもあります。
おすすめエリア:タンソンニャット空港周辺エリア
当然の事ながらタンソンニャット空港のすぐ近くにあるのですが治安はさほど悪くありません。
しかしかなりの交通量なので注意が必要です。
中心地区から空港までは昼間だと激しい渋滞のためかなりの時間がかかりますがこのエリアは空港から10分位の距離なので最近べトナムで社会問題になっている市内中心部での渋滞を気にする事はないので安心です。
市内中心部に行くのでしたら十分な余裕を持って下さい、ですからガイドを頼んだら必ず早めに来るのは当然ですので早く迎えに来ても怒らないで下さい。
周辺にはヴィッサイサイゴンホテル、パークロイヤル サイゴン ホテル等の高級ホテルもあります。
中級、ミニホテルもありますのでホテル探しには苦労はありません。
ショッピングモールも数か所在り最近は日本のイオンモールもできているので買い物にも娯楽にも不便はないと思いますがガイド無しでは言葉が通じなく困った場面が訪れるかもしれませんが頑張ってみて下さい。
おすすめエリア:チャイナタウン(ベンタイン市場周辺)
空港から約25分、フランス映画アマンの舞台になった中国人街です。
この辺りはかなり治安がいい方だと思います。スリ、引ったくり等1年住んでいましたが聞いたことがありませんでした。
ショッピングはローカル店のみです。
日本語はもちろん英語もダメ、中国語もほとんど通じません。
中国人でも既に3世4世になっていて例外は勿論ありますが基本的にはベトナム語だけ話します。
近辺の高級ホテルはエクアトリアルホテル、ウィンザープラザホテルくらいですが2、3★、ミニホテルは結構あります。
ちなみに2017年12月に宿泊したチョロン(★無し)ホテルは改装直後で日本人でも許容範囲?で1泊一部屋2000円でした。
ベンタン市場まで20分ドンコイ通りまでは25分くらいでしょうか、観光には差し障り有るほど遠くはありませんから挑戦者の気分で横浜とは違う中華街に滞在するのもいい思い出になるでしょう。
おすすめエリア:ファングーラオ地区、デタム地区周辺
通称安宿街バックパッカー地区治安は良い方ではありませんが要注意で大丈夫でしょう。
高級ホテルはオバマ大統領も宿泊したニューワールドホテルがあります。
2000年当時、日本でベトナム雑貨ブームが起きるころまでは普通の観光客は殆ど近かずかなかったエリアでした。
しかし今はこの地区のホテルがお得でかなり紹介されています。
地理的にはベンタイン市場隣接区域なので中心地にも近く便利な場所なのです。
観光者向けホテルは1泊一部屋2000円以上ですが今でも大部屋500円もあるらしいです。
96年当時は男女別の大部屋で200円からでした。
ホーチミン市の治安情報や観光中の注意点
市内へのアクセス方法は普通タクシー、もしくは旅行会社からの送迎です。
あと路線バスがありますが私も乗ったことがありません。
空港で気をつけたいのがスリ、置き引き、引ったくりで旅行者を狙う犯罪が多い場所です。
手荷物には十分気をつけて下さい、お金を両替した場合はケタが日本より2桁多いし50万ドン(約2500円)という桁の多い高額紙幣もあるので間違えないようによく確認する事です。
そしてタクシー利用ならはVINASAN、MYLINEなどメジャーなタクシー会社のものを利用するようにしましょう。
決して個人タクシーや白タクには乗ってはいけません自ら危険や不快を買うようなものです。
以前聞いた話ですがタクシーで空港から中心まで日本円で千円以下で行けるのですが2万円近く取られたのを聞いたことがあるのです。
総合的に見て日本と同じ銃の規制があるので治安はいいです。
あまりお薦めませんが夜の一人歩きをしても注意していれば問題無いレベルです。
しかし外務省海外安全ホームページにも書いてあったように、全く関係ない人(日本人も含む)にギャンブル、格安なツアー、いい店が有る等と誘われたらそれはどんなに危険な事が待っているか分かりません、自ら危険には近づくのはやめましょう。
観光中は歩いて道を渡ることが必ずあります、驚くほどの数のバイクが走っているのでこれは日本人にはかなり難しいことです。
ベトナムは車優先で日本とは正反対と覚えて下さい。
道を渡る時は車の切れ目を狙い絶対立ち止まらずに歩いて下さい、できれば現地の人が渡る時一緒に行くのがベストでしょう。
信号が青でも決して安心してはいけません。
歩道を歩いていても、いつバイクが来るかわかりませんから気を付けて下さい。
滞在エリアの項目で少し触れたベンタイン市場です。
観光客は100%訪れる有名な観光スポットであり買い物の場所です。
しかしここは多くの人が集まるため危険地帯の1つです。
ここだけではなくホーチミン市全体にも言えることですが、特にこの周辺はスリ、バイクでの引ったくりが年中多発しています。
被害は外人だけではなく滞在者はおろかベトナム人にも多くの被害者が出ていてかなり要注意地帯なのです。
市場の建物の中に入っても同じで今度はぼったくり店も参加してきますから気を付ける必要大です。
市内観光中は歩道でも車道よりは歩かない、道を渡る時はバックを抱える、道の物売りはスリの仲間がいることが多いので財布にはいつも注意を払う事等です。
他の観光地に行かれても基本は同じですがメコン川、クチトンネルツアーなど遠隔地に行くにはバイクタクシーなど絶対に使ってはいけません2,3千円の節約のため事故で死んだ観光客が何人もいます、それこそ危険を買うことになる可能性が高すぎるからです。
これからホーチミン市を訪れる方へ
色々な注意点や危険な事を書いてきましたが、ここが特別な場所ではないのです。
日本でも治安が悪い場所は沢山あるのです、しかし事前にそれらの情報を知っていれば回避できたりし必ず役に立つものです。
これからホーチミン市に来られる方は情報を確かめて安心して楽しんで下さい。
まとめ:ホーチミン市内の治安の良い宿泊エリア一覧
- キレイなホテルがたくさん。快適に過ごすならドンコイ通り周辺。
- 空港到着後、最悪な渋滞を避けられるタンソンニャット空港周辺。
- 意外と治安が良い。ベンタイン市場周辺のチャイナタウン