ベルギーブリュッセル在住のDominiqueです。2012年にブリュッセルに引越ししてきてから6年になります。
ブリュッセルはご存知のとおりベルギーの首都で、オランダ語に似たフラマンとフランス語が公用語として使われ、道路や、駅、スーパーの商品のパッケージなどすべてが2か国語で表示されています。
欧州連合の本部ビルやNATOなど国際的な組織の本部が置かれているので、街の中心地には政治的なビルが立ち並んでいる場所もあります。
2016年3月には、ブリュッセル空港と地下鉄で自爆テロがあり、2週間ほど地下鉄が閉鎖されるなどの措置がとられたこともあります。この記事では、ブリュッセルの治安情報やおすすめ宿泊エリアをご紹介していきます。
安全なブリュッセルで暮らすならどこ?おすすめ宿泊エリアを治安や物価の面から解説

ブリュッセルは小さな町なので、ここを拠点に他のところを回る方が多いのではないかと思います。
そのためにアクセスのいいところを宿泊場所に選ぶと、到着したときも、あとあとも便利です。
たとえば、南駅の近くなどに滞在すれば、アクセス良好です。
ブリュッセルの南駅は、ロンドン行きのユーロスター、パリ、アムステルダム、ドイツ行きのタリスなどが出ている大きな駅ですが、ひったくりやスリが多い危険な場所だと言われていました。
実際、南駅はSaint-Gillesという治安が悪いという評判のある地域にあります。
治安が悪いというのは労働階級の黒人やアラブ人が多いため、という少し偏見も混じっているようです。
しかし南駅は近年きれいに整えられてきており、駅の中にはお寿司のショップ、ハーゲンダッツ、サブウェイ、カルフール、PAUL、スターバックス、ビオ食品のお店、ゴティバやレオニダール等、チョコレートのお店があり、小綺麗になっているので、スリなどの心配はありません。
ブリュッセル滞在におすすめの治安の良いエリア
滞在におすすめしたいエリアは、交通のアクセスがいいエリアです。
おすすめエリア:De Brockere周辺

1つ目は、中心のDeBrockereの周りです。
この駅の周りには、中華街があるので、中華系やベトナムレストランなどもたくさん並んでいます。
滞在は、ibisやヒルトンホテル、Apartmenthotel Chapeliers GlandPlaceなどおしゃれなアパートメントホテル、B&Bなどがあります。
DeBrockereは、グランプラスに近いので、小便小僧Petit Julien見学や、ブランプラス内の王立美術館、ベルギーの王宮、マルグリッド美術館へのアクセスも便利です。
王立美術館内には小便小僧の展示があり、小便小僧ファンにおすすめです。
ベルギーワッフル、フリット(フライドポテト)のお店、ムール貝を蒸しものを提供するレストランがたくさんあります。
おすすめエリア:ブリュッセル南駅周辺

2つ目は南駅の近くです南駅の近くには、NovotelやMercureHotelなどがあり、アーティスティックな雰囲気できれいです。
ブリュッセルは小さな町で、地下鉄は6線しか走っていません。
初心者でもトラムに乗るのは難しくありません。
Stibという銀色にオレンジのラインがある会社が、地下鉄、トラム、バスなどを運営しています。
Stibの地下鉄・トラム・バスのチケットは共通で、1回券は2.1ユーロ均一になっています。
そのほか、5回券8ユーロ、10回券14ユーロなどの回数券のほか、1日券7.50ユーロ、2日券14ユーロ、3日券18ユーロ(2017年12月現在)などもあります。
Saint-Gillesには大きなお城みたいな刑務所があります。
南駅からトラムの3番か4番に乗って、ChurCill,もしくはStalle行きに乗ってHortaで下りれば、この刑務所や華やかな繁華街のある場所に行けます。
トルコやレバノンの安いレストラン、イタリアンのカジュアルなレストランなどが多数あります。
この地域は坂が多くその脇に街路樹が茂っているので、ヨーロッパの街並と通りの美しさや雰囲気を感じることができると思います。
逆に、南駅からトラム、3番から4番に乗れば、4駅でグランプラスがある中心地DeBrouckere、6駅で北駅に着きます。
おすすめエリア:ブリュッセル北駅周辺

3つ目は北駅の近くです。
週末になると、駅の裏側にアフリカ系のマーケットが出るので、見ていておもしろいところです。
活気があって、アフリカ系の食べ物や洋服などが売っています。
洋服はとても安く、個性的なデザインのものが多いので、日本に帰って自分のワードローブと合わせておしゃれに着こなせそうなクオリティのものがあったりもします。
ごちゃっとした活気のある雰囲気が好きな人、アフリカをちょっと感じたい人にいいのではないかと思います。
うわさですが、この界隈は夜に売春婦が立って、商売をする場所だそうです。
このあたりに宿泊すれば、そんな場面が見られるかもしれません。
アントワープ行きの列車は北駅から発着します。
このあたりは少しうるさいので、音が気になって眠れない方は耳栓を持参したほうが無難です。
ブリュッセルの治安情報や観光中の注意点

ブリュッセルの街を歩くときは、普通にしていれば、スリやひったくりの心配はないです。
夜道を歩くのも、中心地ならそれほど危険性はないです。
1度パスポートを盗まれて困って日本大使館に再発行の依頼に来ている観光客の方を見かけました。
人込みの多いところでは、観光客が狙われる可能性が高いので、バッグを開けたまま歩かい、バッグを置きっぱなしにしないなど自己注意が必要になるかと思います。
変な人が近よりすぎていないか、などある程度まわりに気を配れば、ほぼ心配ないでしょう。
レストランやカーペットや工芸品のお店のあやしい客引きには注意する必要があります。
うまい話には罠があるというのは本当で、うますぎる話しには絶対に罠があります。
また、多くの方が心配しているテロについてですが、テロの犯人が住んでいるといわれるモレンベークに行かれても、移民が多い、がさつな感じがする街という程度で、身の危険を感じることはないと思います。
ホテルでは、自身で忘れ物をするなど失敗しない限り、物がなくなることはないかと思います。
これからブリュッセルを訪れる方へ
ベルギーは、テロ発生から危険な場所というイメージがついてしまったかもしれません。
しかし、ベルギーは鉄道の便がよく、ここを拠点に欧州の旅行など行きやすい場所です。
イメージほどテロに対する危険性はないので、安心されて来られてほしいです。
まとめ:ブリュッセルの治安の良い宿泊エリア一覧