
こんにちは、Minminです。海外は学生時代の留学や、夫の赴任に帯同したこともあり、数十か国を回ってきました。
一人旅も好きで、パッケージツアーではなく、交通や宿泊など自分で手配して回ることが多いです。昨年、まだ日本ではメジャーでないラオス南部の世界遺産「チャムパーサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群」を訪問してきました。
まだ情報が少ないこちらの世界遺産、遺跡へのアクセス方法や宿泊エリアについて解説していきます!
ラオスの世界遺産「チャムパーサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群」とは?

ワット・プーはラオスにある2つの世界遺産のうちの一つです。
ラオス南部にあり、聖なる山リンガバルバータの山麓に作られたヒンズー教の巨大な寺院で、10~12世紀の建立と推定されています。遺跡からの眺めも素晴らしい壮大なスケールの世界遺産です。
山麓部には遺跡展示ホールがあり、出土した石像や遺跡の全体像についての解説などがありますので、遺跡見学の前に訪れると良いでしょう。
展示ホールから遺跡に向かう池や参道は、修復によって昔の姿に復元。参道の柱はリンガ(男性器)の形をしており、子孫繁栄を願った往時の人々の願いを感じることができます。
山の中間部から山腹部にかけては、回廊や宮殿の遺跡が散在し、荘厳な建物や繊細なレリーフにクメール文化の洗練性と技術の高さが見られます。
本殿にはヒンズーの神々のレリーフが見られ、裏手に聖なる水が湧き出ている場所もあります。本殿から少し離れたところには蛇やワニ、象の彫刻が見られ、そのうちワニの形の石は人身供養に使われたものだと言われています。
世界遺産ワット・プーへのアクセス方法は?
日本からラオスの直行便はまだありませんので、周辺国を経由して入国します。
ワット・プー観光の拠点となるのはラオス南部の大都市パークセーで、タイ、カンボジアから国際線が運航されています。
バンコクからパークセーまでは直行便が出ており、往復24000円程度/2時間40分のフライトです。陸路でのアクセスも可能ですが、ラオス国内は交通機関がまだ発達していないので、フライトでのアクセスが簡単です。
空港のあるパークセーを拠点に遺跡にアクセスするのが一般的
パークセーから遺跡までは40km以上とかなりの距離がありますし、日本のようには当てにならない公共の交通機関で往復するのは困難なので、車をチャーターしてアクセスするのが一般的です。

見学には2~3時間かかるとみるのが無難ですが、帰りの足の確保のためチャーターした車を待たせておきましょう。
遺跡近くの町・チャンパーサックに宿を取りアクセスすることも可能
パークセーほどの大都市ではありませんが、ワット・プーにより近い町に「チャンパーサック」があります。

この町からなら遺跡までは約10kmですので、レンタサイクルなどで往復することも可能です。ただし、年間を通してとても暑い土地なのでそれなりの覚悟で行動することが大事です!
世界遺産・ワットプー訪問の拠点1:パークセー市内のおすすめ宿泊施設
世界遺産ワット・ポー滞在は、空港のあるパークセー市内で取るのが一般的。高級ホテルから手ごろなゲストハウスまで幅広い選択肢があります。
交通手段のところでも記述しましたが、パークセーからワット・プーまではだいぶ距離があるのですが、遺跡だけでなくコーンパペンの滝など他の観光地も回るなら、中間地点でもあり、車の手配も便利なパークセーに宿を取るのが理にかなっています。
パークセー市内のおすすめホテル1:「Le Jardin Hotel」

「Le Jardin Hotel」は部屋の清潔さと温かなもてなしで欧米人に評価の高いホテルです。
通年営業の屋外プール、スパセンターがあり、館内全域で無料Wi-Fiが利用できますので、快適なホテルステイを求めるなら一考の価値のあるホテル。ラオス・日本大橋にも近く、徒歩でも渡れる橋からはメコン川に沈む雄大なサンセットを見ることができます。
また、市内の見どころであるダーオフアン市場にも近く、歴史博物館やワット・ルアンなども徒歩で行かれて便利です。
パークセー市内のおすすめホテル2:「Arawan Riverside Hotel」

メコン川の流れを見ながらゆっくり寛ぎたいなら「Arawan Riverside Hotel」が良いでしょう。
無料往復空港シャトルサービスや館内全域での無料Wi-Fiを提供してくれます。
客室にはエアコン、薄型テレビ、ミニバー、専用バスルーム(シャワー付)などがあり、快適な滞在ができます。
館内に地元料理や各国料理を食べられるレストランもあるので、食事で困ることもありあせん。大きな庭にあるプールでメコン川を眺めながら過ごすのも気持ちの良いホテルです。こちらも市場や市内の主な観光地に近く便利な立地です。
パークセー市内のホテルに泊まるときの注意点
「Le Jardin」も「Arawan Riverside」も4つ星ホテルですが、宿泊料金は1部屋5000~1万円程度(時期や部屋タイプにより変動あり)で、日本の感覚からすればとてもリーズナブルです。
ただし、まだ発展途上のラオスですから、例えばwi-fiのつながりが悪かったり、サービスの質が今一つであったりということは否めません。そのつもり過度な期待をせずに宿泊するのが無難です。
ちなみに、パークセーでもっと安価に宿泊したいなら「Xuanmai Garden Resort」が値段の割に評価の高い宿です。町の中心部からは車で15分のどの距離にありますが、エアコンとwifiの利用でき、冷蔵庫とテレビの付いた部屋が1泊2000~3000円ほどです。
レストランもありますので食事に町まで出る必要もありません。追加料金で空港への送迎もあるようです。
世界遺産・ワットプー訪問の拠点2:チャンパーサックのおすすめ宿泊施設
ワット・プー観光に焦点を当てるなら、遺跡に近いチャムパーサックに宿を取るのも良いでしょう。この辺りからだと、ホテルやゲストハウスで自転車を借りて、独力で遺跡巡りをすることも可能です。
チャンパーサックのおすすめホテル1「River Resort」

「River Resort」はこのエリアでは最高級のホテルです。
ワット・プーから8km(パークセーから車で25分)に位置し、質の高いサービスで評価が高く、オーナーが日本に住んでいたということもあって親日的な雰囲気があります。
広い庭には小川が流れ、水牛が耕す田んぼがあり、敷地内の散歩も気持ちの良いホテルです。メコン川に面した客室やレストランからは朝日がきれいに見えます。
川に面した部屋は1泊1万円近くしますが、専用バルコニーも付いてとても居心地が良いです。レンタサイクルもあります。
チャンパーサックのおすすめホテル2「Khaim khong River Views Resort」
「Khaim khong River Views Resort」は1泊3000~5000円ほどのホテルですが、欧米人に大変評判の良いホテルです。
川に面しており、川側に朝日、山側に夕陽を見ることができます。レンタサイクルやワット・プーまでの交通手配もしてくれます。メコンの流れを見ながらオープンエアのレストランでの食事も気持ちよさそうです。
これからラオスの世界遺産ワット・プーを訪れる方へ
パークセーを中心としたラオス南部にはワット・プーの他にもいくつかの見どころがあります。
「東洋のナイアガラ」と言われる濁流逆巻くコーンパペンの滝は有名ですが、そのほかにも200mもの落差をもつタート・ファーンの滝、エコツーリズム施設のあるタート・パースワムの滝もあります。
コーヒー豆の産地でもあるので、美味しいコーヒーを味わえる施設もありますから、是非ワット・プーと一緒に訪問してください。
ホテルに関しては、世界遺産があるとはいえ、まだ観光業がさほど発達していないラオスでは、思ったような便利さや快適さが得られない場合もありますが、思いがけない安価な予算で期待以上のステイができる場合もあります。
それぞれのニーズに合わせたホテルを選んでワット・プー観光を楽しんで欲しいと思います!
まとめ:ワット・プー観光の拠点に便利なおすすめエリア
- 空港近くのパークセー市内(遺跡から40km)
- パークセー市内のおすすめホテル1→「Le Jardin Hotel」
- パークセー市内のおすすめホテル2→「Arawan Riverside Hotel」
- 遺跡近くのチャンパーサック市内(遺跡から10km)
- チャンパーサックのおすすめホテル1→「River Resort」
- チャンパーサックのおすすめホテル2→「Khaim khong River Views Resort」
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※周辺の観光名所を巡るならパークセー市内のホテルを、遺跡に焦点を当てた滞在ならチャンパーサック市内のホテルがおすすめです。