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バンビエンに住んで17年。治安やおすすめ滞在エリア・ホテル選びのコツをまとめてみた

2000年にバックパックを背負って東南アジアを回ったのがきっかけで、そのままズルズルとアジアに引き込まれて今年で17年目のNOBUです。

2008年からラオスに拠点を構え、妻とふたりで自営業を営んでいます。

ふたりとも日本人のために、就労許可や各種ライセンスの取得には泣かされましたが「ラオスが好き」な一心と、現地人の協力でなんとか乗り切り今に至ります。

この記事では、バンビエンの治安情報やおすすめ滞在エリアについて、在住17年目の視点からお話していきます!

目次

バンビエンの治安情報・被害情報について

ラオスの数少ない観光地の一つバンビエンは、ベトナム戦争当時にアメリカCIAの基地の町として開発されました。

かつてゴールデントライアングルの一端を担ったラオスだからなのか、基地の町だからなのかは定かではありませんが、開発が進むにつれて「ドラッグ」を求めてこの町を訪れる外国人が増えました。

しかし、政府の浄化作戦が功を奏したのと観光開発が進んだことで、ドラッグタウンとしての側面は影を潜め郊外型アクティビティの町として生まれ変わりつつあります。

町の治安は概ね問題なく、夜間の一人歩きも危険を感じることはありません。

散歩中にドラッグディーラーから「ハッパ、ハッパ」などと、声をかけられることもあるかもしれませんが無視しておけば大丈夫、危害を加えるようなことはありませんから心配ないです。

宿での荷物の盗難も少し増えてきているようですが、部屋のドアに自分の南京錠で施錠するなどの対策を採れば問題ないでしょう。

バンビエン観光での注意

観光はカヤッキング、トレッキング、洞窟探検が織り交ぜられた半日ツアーや1日ツアーに参加すると簡単に楽しめます。

混乗ツアーですので、欧米人や韓国人の旅行者と触れ合う絶好の機会になります。

ツアー中は飲み水もガイドが用意している場合が多いのですが、ラオスは暑い国なので熱中症が心配な方は飲み水の準備をしておくと良いでしょう。

トラックのタイヤチューブに乗って河下りをする「Tubing」と呼ばれるアクティビティがあります。

これはバンビエンの開発が始まった頃から受け継がれる川遊びなので、初めての方にはお奨めです。

川を下る途中に「リバーサイドバー」と呼ばれる、トランスが鳴り響きベロベロに酔った西洋人がたまっている店が何件かあります。

入っていくと「フリーショット」の名目でアルコール度数の高い地酒が振舞われています。確かに無料の酒なのですが、水遊びとアルコールの相性は良くないので呑み過ぎないようにしましょう。

バンビエン市内でどこに泊まる?治安の良い滞在先の選び方

バンビエンは町の中心部に流れるソン川(ナム・ソン)沿いに南北に伸びる形で発展している町です。

近年の開発ラッシュで東西の特に西側方面に急速に町が広がりつつあります。

旅行者が集まるツーリストエリアは町の中心地と、川沿いのエリアが中心なのですが川の対岸にも宿泊施設が並び始めました。

宿泊施設やレストラン、ミニマートに雑貨屋、各種ツアーショップとチケット代理店など旅行緒者に必要なものは中心地と川沿いに集中しています。

宿泊施設は川沿いのエリアの景観の良い部屋は高めで、町の中心地や川沿いの宿でも景色の見えない場所は安めの価格設定になっています。

景色の良い宿でユックリ過ごしたい方には「川沿いでリバービューの部屋」コスト重視の方には「町の中心部の宿」をお奨めします。

食事も、日中は川沿いのレストランが非常に居心地がいいのですが、暗くなるとせっかくの景色が見えなくなるので、夜間は町の中心地で過ごすのが良いでしょう。

ヴィエンチャン市内でおすすめの宿泊エリア解説

旅行スタイルや目的によって「お奨め出来るエリア」が違いますので、バンビエンのエリア情報をもう少し詳しく紹介します。

バンビエンの町は、

  1. ダウンタウン
  2. リバーサイド
  3. アザーサイド
  4. ローカルエリア

の4つに大別されます。

治安についてはどのエリアも大差ないのですが、どうしても心配な方はリゾートホテルには24時間体制でセキュリティが立っているので安心かもしれません。

旅行者として初めて訪れた17年前から凶悪犯勢はおきておらず、特別な行動をしない限り旅行者がトラブルに巻き込まれることはまず無いといっても良いでしょう。

1.ダウンタウン

古くから旅行者を受け入れてきた老舗のゲストハウスが集まるエリアで、現在も商業地区として町の経済の中心として機能しているエリアです。

築年数の長い宿は価格据え置きに近い値段で、サービスを提供している場所が多かったのですが、町の再開発が始まり改修工事や建て直しが進み価格が上がりつつあります。

新しくドミトリー中心の宿もこのエリアに出来始めていますので、コスト重視の旅行者にはダウンタウンがお奨めです。

食事などの利便性を重要視する方にもこのエリアはお奨めです、エコノミーホテルに匹敵する高級ゲストハウスを選べは快適に滞在できるでしょう。

リバーサイド

2000年代初頭からホテル建築が始まり、スイミングプール付きのリゾートホテルが集まりました。

ホテルから見える川の対岸の景色は素晴らしく、短期で贅沢なバンビエン滞在を楽しみたい方にはお奨めしたいエリアです。

ダウンタウンと隣接しているので、食事に出るのも簡単で絶好のロケーションといえるでしょう。

リゾートホテル以外にも、中級~高級ゲストハウスも建ち始めたので、滞在のベースをリバーサイドにするバックパッカーも増えてきました。

3.アザーサイド

川の対岸エリアです。開発が始まって間がないので、新しいバンガロータイプの宿が目立ちます。

大自然の入口に位置する宿が多く、景色はバツグンです!

開発計画に無理があるのか、雨季のトップシーズンにはバンガローの足の部分がまで水没する物件や、ダウンタウンまでの近道の木製のつり橋が増水で流されたりもしますが、根強い人気があるエリアでもあります。

4.ローカルエリア

各ツーリストエリアから通りを1本挟んだだけで雰囲気がガラリとかわり、ローカルエリアになります。

さすがにツーリストエリア周辺では見かけなくなりましたが、高床式の下の部分で機織りをしている女性や竹細工造りに没頭するおじいちゃんなどが見られるエリアです。

ツーリストエリアから10~15分も歩くと、そんな風景が広がるのがバンビエンです。短期の旅行ならばリバーサイドやダウンタウンが便利で良いですね。

バンビエンへのアクセス方法は?

バンビエン直近の空港は、首都ビエンチャンの「ビエンチャン・ワッタイ国際空港」とルアンパバンの「ルアンパバン国際空港」となります。

ワッタイ国際空港はバンビエンから約150km(時間にして約3~4時間)、ルアンパバン国際空港は約200km(時間にして約4~5時間)の距離があります。

ビエンチャン国際空港からはタクシーをチャーターして$100~$150-ですが、ビエンチャンのツーリストエリアからのツーリストバスを利用すれば$6.5程度で移動できるのでそちらがお奨めです。

同じくルアンパバン国際空港からもタクシーをチャーターして$100~$150-で、ルアンパバンツーリストエリアからのツーリストバスを利用すれば$12~$13程度で移動できるのでそちらがお奨めです。

ビエンチャン、ルアンパバンどちらを経由するにしても、経由地で1泊してからの移動が現実的といえるでしょう!

これからバンビエンを訪れる方へ

すでに紹介しましたが、私がラオスと関わるようになってから17年が経過しようとしています。

2000年代は国中が長閑な田舎のイメージでしたが、近年中国や韓国からの投資が流入し始め、急速な経済発展が始まったラオスですが、基本的な呑気なラオス人気質に変化はありません。

それでも中国、韓国からの移民が急増し確実に自然の大自然の破壊は進んでいます。

早いうちに来て下さい、今ならまだ解けだすような笑顔のラオス人が迎えてくれます。ラオスバンビエンでお待ちしています。

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