こんにちは旅行ライターのKAZUです。
日本や海外問わず各地を取材で飛び回る生活をしています。
さて日本の島根県と言えば、出雲大社などが有名ですが世界遺産もある事はご存じでしたか?
私もこの世界遺産の取材に何度か訪れたことがあり、石見銀山遺跡とその文化的景観が世界遺産に登録されています。
今回はこの石見銀山遺跡を巡る際に最適なホテルや宿泊エリア、世界遺産についてご紹介します!
世界遺産・石見銀山遺跡ってどんな場所?
石見銀山は1526年に博多の豪商、神屋寿禎(かみやじゅてい)によって発見されました。
日本は元々銀採掘が盛んであり、一時は世界の銀の大部分を日本が採掘していました、なかでもこの石見銀山からの銀が割合を占めるほど豊富な銀資源をもつ鉱山でした。
16世紀大航海時代にはこの銀山の名前は欧州まで広がり、日本の存在を知らしめました。
開山から約400年と長い期間銀採掘が行なわれてきましたが1923年に閉山となりました。
世界遺産の登録の理由としてはこの地の銀が世界に流通したことにより金銀の貨幣価値を安定させ世界経済の発展に貢献したこと。
そして採掘場や住居、坑道などの遺跡が残り、長い年月を経て草木が生い茂りユネスコが求める残存景観を構成していること。
石見銀山が大規模な森林伐採を必要とする採掘方法ではなく、坑道採掘による環境への配慮などが認められ認定となりました。
世界遺産・石見銀山遺跡へのアクセス方法について
石見銀山に関する世界遺産は鉱山跡だけでなく、その付近の町や街道、港から構成されています。
それらの代表的な場所へのアクセス方法をご紹介します。
鉱山跡・鉱山町
電車でのアクセス:
- 東京駅・新大阪駅より東海道山陽新幹線より岡山駅へ
- 岡山駅より特急を利用し出雲市駅へ
- 出雲市駅より山陰本線を利用し大田市駅下車
- バスを利用し約40分で石見銀山に到着します
車でのアクセス
- 山陰自動車道「出雲インター」で降り国道9号線より県道31号線経由で石見銀山へ
- 出雲インターから石見銀山までの所要時間は約1時間です
飛行機でのアクセス
- 出雲空港(出雲縁結び空港)より出雲市駅行き連絡バスを利
- 出雲市駅より山陰本線を利用し大田市駅下車バスにて石見銀山へ
石見銀山街道
鞆ヶ浦道
- 銀山より鞆ヶ浦へ向かう約7.5kmの道
- 並行する道路は島根県道31号・島根県道290号
温泉津沖泊道
- 銀山より沖泊へ向かう約13.8kmの道
- 並行する道路は島根県道201号
港と港町(鞆ヶ浦)
- 山陰本線大田市駅より約20分の馬路駅へそこより徒歩11分
以上が世界遺産石見銀山を構成する場所へのアクセス方法です。
世界遺産・石見銀山遺跡観光のおすすめホテル3選
自転車やバイクで石見銀山巡りするなら「ゲストハウス廻屋」
世界遺産を構成する港町・沖泊の近く温泉津にあるゲストハウス廻屋は自転車・バイク旅行にはおすすめの宿です。
宿は温泉津温泉の入り口に位置し、最寄りの温泉津駅までも徒歩11分。ここから石見銀山跡の拠点となる大田市駅までも快速で約20分です。
宿は雑貨店とカフェが併設されており、建物も古民家をリノベーションしたもので、まさにまったりなお宿です。
ゲストハウスでもよくある2段ベットなどではなく、和室にゴロリと寝転ぶ合宿タイプ。
ゲストハウス内にバスルームなどの施設がないですが、ここは温泉津温泉街です。近くの共同浴場が利用可能です。
なぜ自転車・バイク旅行に向いているかというと、それらの手段での利用者は割引があります!
通常1人4,000円の料金ですが、自転車・バイク旅の方は3,500円とお得です。
石見銀山も出雲大社にもアクセス良し!格安ゲストハウス「出雲ゲストハウスいとあん」
世界遺産を訪れる時に立ち寄る所と言えば、やっぱり出雲大社ですよね。
そのどちらも可能にするのがこの出雲ゲストハウスいとあんです。
石見銀山跡の拠点となる大田市駅へは電車で約40分・特急で23分。出雲大社へは一畑電車を利用し25分で出雲大社の最寄り駅へ行けます。
これらすべての拠点となる出雲市駅へはゲストハウスから徒歩10分で行ける距離です。
ゲストハウスは昭和20年代に建てられた旅館の一部を改築しましたが、当時の雰囲気を感じるアイテムはすべて残し、時代が止まったような空間が広がります。
客室は男性・女性別の相部屋とシングルやツインなどの各個室を用意されています。
もちろんシャワーやトイレは共同となりますが、宿から徒歩5分に出雲駅前温泉 らんぷの湯がありそちらもおすすめです。
夕食も繁華街に近いので外食するにも便利な立地です。
石見銀山の鉱山町にある隠れ家宿「石見銀山の宿 ゆずりは」
石見銀山跡へ徒歩10分、世界遺産を構成する鉱山町へも徒歩10分というアクセスでは問題なしの貴重な宿があります。
石見銀山の宿ゆずりはは和室1室・洋室5室のこぢんまりとしたお宿ですが、木のぬくもりを感じられる館内と周りを深い森に囲まれた隠れ家のような雰囲気が漂います。
四季折々の花々の名前が付いた客室はツインベッドのスタンダードルームから、季節感じる庭を望むスイートルームまで完備されています。
どの客室にもトイレとバスルームも付いているので思い思いの時間を過ごすことが可能です。
夕食付きのプランであれば夜には宿自慢のゆずりは会席を堪能できます。
地元島根の食材を使用した旬な料理を中心に、女性にもうれしいやさしいメニューが中心です。
朝食は和食洋食のバイキングでの提供ですが、前述の通り客室数も多くないのでゆったりとした朝食が可能となるのもポイントです。
宿泊費用目安はツインルーム大人1人14,000円~(2食付き)が目安です。
これから世界遺産・石見銀山を訪れる方へ
石見銀山に関する世界遺産を巡る際電車とバスのみが移動手段であると1日ですべて回るには困難であるので注意しましょう。
特に山陰本線を走る電車の本数も少なく特に港町鞆ヶ浦・沖泊も見学する場合は時間をしっかりと計画を立てて訪れましょう。
個人的にはレンタカーなどを利用するのが一番便利だと思います。
石見銀山町では世界遺産の登録ではないですが、石見銀山資料館の見学もおすすめします。
資料館自体も明治に建築された役所の建物をそのまま利用しており歴史を感じる事ができ、石見銀山のさまざまな資料を見ることができるのでより銀山を知ることができます。
また、石見銀山ではガイドツアーなどもあるので利用してみるのも良いでしょう。
ぜひ繁栄を誇った石見銀山へ訪れてみて下さい!
まとめ:石見銀山滞在におすすめのホテル
- 自転車やバイクで石見銀山巡りするなら→「ゲストハウス廻屋」
- 石見銀山も出雲大社にもアクセス良し!格安ゲストハウス→「出雲ゲストハウスいとあん」
- 石見銀山の鉱山町にある隠れ家宿→「石見銀山の宿 ゆずりは」