ザルツブルクのホテルおすすめ|旧市街に便利な宿泊エリアと6軒(2026年版)

*この記事にはPRを含みます

こんにちは!旅行会社に4年間勤務していたみぃなです。特に海外旅行が大好きで、これまでにヨーロッパを中心に15か国以上を訪れました。

今回は、芸術と音楽の国オーストリアにある世界遺産の街「ザルツブルク」を紹介します。“ドレミの歌”で有名なミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台として知られ、モーツァルトが生まれた街でもあります。旧市街の歴史地区は世界文化遺産に登録されています。

この記事では、観光に便利な宿泊エリアと、エリアごとのおすすめホテルを紹介します。ホテルは2026年11月時点で予約できるものを確かめ、私が泊まった宿に加えて、旧市街と駅の近くのホテルを足しました。行き方や過ごし方も、今の情報に直しています。

まず、どこに泊まる?

こんなザルツブルク滞在をしたいホテル
旧市街のまん中に泊まりたいホテル・ゴールデナー・ヒルシュ
旧市街(左岸) · US$300–650
川と城を眺める部屋で贅沢にホテル・ザッハー・ザルツブルク
右岸(新市街) · US$400–800
場所がよくて手ごろな宿ゲステハウス・イム・プリスターゼミナール
右岸(新市街) · US$100–190
設備が新しい中級ホテルレオナルド・ブティック・ホテル・ガブラーブロイ
右岸(新市街) · US$150–280
駅にも旧市街にも出やすくイムラウアー・ホテル・ピッター
中央駅の周り · US$180–330
チロル風の宿でのんびりブロベルガー・ホーフ(筆者が泊まった宿)
南の郊外 · US$120–220

※ 料金は1室1泊の目安です。時期や空室状況により変わります。

ザルツブルクのホテルはどのエリアに泊まる?

ウィーンを早朝に出発すれば日帰りも可能ですが、ここはやはり宿泊してのんびり楽しみたいところ。市内のホテルは中央駅やミラベル宮殿の周辺、旧市街に集まっていますが、観光に便利なのは断然、旧市街の周辺です。

ザルツブルクの街は、ザルツァハ川をはさんで、大聖堂やゲトライデ通りのある左岸の旧市街と、ミラベル宮殿やリンツァー通りのある右岸(新市街)に分かれます。どちらも歴史地区の中で、橋を渡れば歩いて5分ほどの近さです。北の中央駅から旧市街までは歩いて25分ほど、トロリーバスなら10分ほどです。

ザルツブルクのエリアと、この記事のホテル

ザルツァハ川をはさんで、左岸に旧市街、右岸にミラベル宮殿と新市街があります。中央駅は北、郊外の宿は南です。番号をタップすると、そのホテルの紹介に移ります。

↑ 北 中央駅 中央駅の周り 右岸(新市街) ミラベル・リンツァー通り 旧市街(左岸) ゲトライデ通り・大聖堂 ▲ ホーエンザルツブルク城 ザルツァハ川 南の郊外(レオポルツクロン=モース) 旧市街からバスで15分ほど 空港は旧市街の西。中心部までバスで15〜20分ほど 1 2 3 4 5 6
  1. 1ホテル・ゴールデナー・ヒルシュ旧市街(左岸) · ゲトライデ通り・モーツァルトの生家まで徒歩数分›
  2. 2ホテル・ザッハー・ザルツブルク右岸(新市街) · ザルツァハ川沿い・旧市街へ橋を渡って徒歩5分ほど›
  3. 3ゲステハウス・イム・プリスターゼミナール右岸(新市街) · 三位一体教会の一角・ミラベル宮殿まで徒歩すぐ›
  4. 4レオナルド・ブティック・ホテル・ガブラーブロイ右岸(新市街) · リンツァー通りの入口・旧市街へ橋を渡って徒歩5分ほど›
  5. 5イムラウアー・ホテル・ピッター中央駅の周り · 中央駅とミラベル庭園の間・どちらも徒歩10分ほど›
  6. 6ブロベルガー・ホーフ(筆者が泊まった宿)南の郊外 · 旧市街からバスで15分ほど・バス停から徒歩5分ほど›

位置のイメージ図です。距離や方角は正確ではありません。

旧市街(左岸):観光の中心に泊まる

ゲトライデ通り、モーツァルトの生家、大聖堂、ホーエンザルツブルク城へのケーブルカーが、すべて歩ける範囲に集まっています。音楽祭の会場になる祝祭劇場も旧市街にあります。

石畳の路を散策すれば、中世にタイムスリップしたかのような美しい街並みが広がります。車の入れない通りが多く、ホテルの数は多くないので、ゴールデナー・ヒルシュのような高級ホテルが中心です。

右岸(ミラベル・リンツァー通り):観光に便利で選びやすい

ミラベル宮殿と庭園、モーツァルトの住居、リンツァー通りの商店街がある川の東側です。旧市街へは橋を渡ってすぐで、中央駅にも近いので、はじめてのザルツブルクで選びやすいエリアです。

川沿いのホテル・ザッハーから、手ごろなゲステハウス・イム・プリスターゼミナール、設備の新しいガブラーブロイまで、価格帯の違うホテルから選べます。

中央駅の周り:列車の旅と日帰り旅行の拠点に

ウィーンやミュンヘンから列車で来る人、ハルシュタットなどへ日帰りで出かける人には、駅の近くが便利です。旧市街よりホテルの数が多く、料金も少し抑えやすくなります。

駅とミラベル庭園の間にあるイムラウアー・ホテル・ピッターなら、駅にも旧市街にも歩いて出られます。

南の郊外:チロル風の宿でのんびり

旧市街からバスで15分ほど南へ行くと、のどかな牧草地と山々の景色が広がります。私が3泊したブロベルガー・ホーフはこのエリアにあります。

レンタカーで湖水地方を回る旅や、街の喧騒から離れて静かに過ごしたい旅に向いています。夜に旧市街で食事やコンサートを楽しむなら、帰りのバスの時間を確かめておきましょう。

料金の目安は、手ごろなゲストハウスや郊外の宿で1泊US$100〜220、中級ホテルでUS$150〜330、旧市街の高級ホテルではUS$300〜800くらいです。夏の音楽祭の時期やクリスマスマーケットの季節は、料金が上がり、空室も少なくなります。


エリア別:ザルツブルクのおすすめホテル6選

1 Hotel Goldener Hirsch, A Luxury Collection Hotel, Salzburg

エリア
旧市街(左岸)ゲトライデ通り・モーツァルトの生家まで徒歩数分
料金の目安
1泊 US$300–650
特徴
ゲトライデ通りに建つ、歴史ある高級ホテル
こんな人に
特別な旅で、旧市街の雰囲気にどっぷり浸りたい方

ここがいい

✓ ゲトライデ通りに面し、旧市街の観光は全部歩いて回れる
✓ 祝祭劇場(音楽祭の会場)まですぐ
✓ 伝統的なオーストリアの内装

このホテルを選ぶ理由

旧市街のメインストリート、ゲトライデ通りに建つ老舗の高級ホテルです。モーツァルトの生家や大聖堂、音楽祭の会場になる祝祭劇場まで、どこも歩いて数分という、ザルツブルクでいちばんの場所にあります。

建物は古い街並みに溶け込むつくりで、館内は木の家具や鹿のモチーフなど、オーストリアらしい内装です。今はマリオット系の「ラグジュアリー・コレクション」のホテルとして営業しています。

旧市街は車が入れない通りが多いので、中央駅から来る場合はタクシーで近くまで行くのが楽です。料金はザルツブルクでもかなり高い部類ですが、音楽祭や記念日の旅で「旧市街のまん中に泊まる」体験をしたい方に向いています。

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2 Hotel Sacher Salzburg

エリア
右岸(新市街)ザルツァハ川沿い・旧市街へ橋を渡って徒歩5分ほど
料金の目安
1泊 US$400–800
特徴
ザルツァハ川のほとりに建つ、ウィーンのザッハーの姉妹ホテル
こんな人に
城と旧市街の眺めを楽しみたい方、ザッハートルテが好きな方

ここがいい

✓ 川越しに旧市街と城が見える部屋がある
✓ 旧市街へも新市街へも歩いて行ける
✓ カフェでザッハートルテが楽しめる

このホテルを選ぶ理由

ザッハートルテで知られるウィーンのホテル・ザッハーの姉妹ホテルで、ザルツァハ川の右岸、旧市街の対岸に建っています。川側の部屋からは、旧市街の教会の塔とホーエンザルツブルク城が見渡せます。

橋を渡ればすぐ旧市街で、モーツァルトの生家やゲトライデ通りへは歩いて5分ほどです。ミラベル庭園やリンツァー通りも近く、左岸と右岸のどちらの観光にも出やすい場所です。

館内のカフェではザッハートルテも味わえます。料金はザルツブルクで最も高い部類なので、旅のハイライトの1泊に選ぶ方が多いホテルです。

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3 Gästehaus im Priesterseminar Salzburg

Gästehaus im Priesterseminar Salzburg
エリア
右岸(新市街)三位一体教会の一角・ミラベル宮殿まで徒歩すぐ
料金の目安
1泊 US$100–190
特徴
教会の建物の中にある、静かで手ごろなゲストハウス
こんな人に
観光に便利な場所で、宿代を抑えたい方

ここがいい

✓ 旧市街まで歩いて5分ほど
✓ ミラベル宮殿がすぐで、朝の散歩にもぴったり
✓ この場所としてはかなり手ごろ

このホテルを選ぶ理由

旧市街散策におすすめのホテルが「Gästehaus im Priesterseminar Salzburg」です。ザルツァハ川を隔ててホーエンザルツブルク城の反対側、旧市街から歩いて5分ほどのところにあります。

このホテルの一番のおすすめはそのロケーション!観光のメインとなる旧市街から徒歩圏内、ミラベル宮殿は徒歩すぐのため、早朝の散歩も楽しむことができます。中央駅からは市バスで10分ほどで、バス停からもすぐなので、スーツケースを持っていても心配のない距離です。

客室内や水回りはいたってシンプルですが、清掃は行き届いていて快適に過ごせ、口コミの評価もとても高いゲストハウスです。今も1泊2人でUS$100〜190ほどと、この場所としてはお得な料金で泊まれます。

ホテルは三位一体教会(ドライファルティヒカイト教会)の一角にあるため、教会の厳かな雰囲気も感じられます。受付の時間が限られているので、夜遅くに着く場合は予約のあとに到着時間を伝えておきましょう。お得な値段で静かな滞在を望む方には大変おすすめです。

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4 Leonardo Boutique Hotel Salzburg Gablerbräu

Leonardo Boutique Hotel Salzburg Gablerbräu
エリア
右岸(新市街)リンツァー通りの入口・旧市街へ橋を渡って徒歩5分ほど
料金の目安
1泊 US$150–280
特徴
古い建物を生かした、設備の整ったブティックホテル(旧スター・イン・ホテル・プレミアム)
こんな人に
ヨーロッパの古いホテルの水回りが苦手な方、音楽祭に行く方

ここがいい

✓ 客室にエアコン・エスプレッソマシン
✓ まわりにレストランが多く、夜も明るい
✓ 音楽祭のメイン劇場まで歩ける

このホテルを選ぶ理由

ヨーロッパのホテルはそのほとんどがヨーロピアンスタイルといって、水回りなど設備が古いことが多いですが、そんなスタイルが苦手な方におすすめなのがこのホテルです。元の記事では「Star Inn Hotel Premium Salzburg Gablerbräu」として紹介しましたが、今は「Leonardo Boutique Hotel Salzburg Gablerbräu」という名前で営業しています。

ザルツァハ川を隔ててホーエンザルツブルク城の反対側、右岸のリンツァー通りの入口にあり、橋を渡ればモーツァルトの生家のあるゲトライデ通りまで歩いて5分ほどです。

ザルツブルクでは毎年7月下旬〜8月に大規模な音楽祭が開かれますが、そのメイン劇場からも徒歩8分ほどと、音楽祭を目的に行く方にはとてもおすすめです。周辺はレストランなども多く、夜でも明るいので、夜遅くまで音楽祭を楽しんでからでも迷わずに帰れて安心です。

建物は長い歴史のある醸造所の建物で、客室はエアコン付きの今風のつくりです。朝食は別料金のプランもあるので、予約のときに確かめましょう。

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5 IMLAUER HOTEL PITTER Salzburg

エリア
中央駅の周り中央駅とミラベル庭園の間・どちらも徒歩10分ほど
料金の目安
1泊 US$180–330
特徴
駅と旧市街の間にある、老舗の4つ星ホテル
こんな人に
列車で着いてすぐ休みたい方、日帰り旅行の拠点にしたい方

ここがいい

✓ 中央駅から歩いて行ける
✓ ミラベル庭園まで歩いて10分ほど
✓ 地下のビアレストランで郷土料理が食べられる

このホテルを選ぶ理由

中央駅とミラベル庭園のちょうど間、ライナー通りに建つ家族経営の老舗ホテルです。駅から歩いて行けて、旧市街へも歩いて20分ほどと、列車で動く旅にちょうどよい場所にあります。

館内には地下のビアレストラン「ピッターケラー」があり、オーストリアの郷土料理やビールを楽しめます。夜は外に出ずに食事を済ませたい日にも便利です。

ハルシュタットなど湖水地方への日帰りや、ウィーン・ミュンヘンへの移動の前後に泊まると、朝の移動がとても楽です。旧市街の中心から少し離れるぶん、旧市街のホテルより手ごろな日も多いです。

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6 Bloberger Hof

Bloberger Hof
エリア
南の郊外旧市街からバスで15分ほど・バス停から徒歩5分ほど
料金の目安
1泊 US$120–220
特徴
緑の山々を望む、家族経営のチロル風ホテル
こんな人に
のどかな景色の中で過ごしたい方、レンタカーで回る方

ここがいい

✓ 窓の外に緑の山々が広がる
✓ スタッフがとてもフレンドリー
✓ 無料の駐車場がある

このホテルを選ぶ理由

せっかくオーストリアに来たんだから、チロル風の可愛らしいホテルに泊まりたい!という方におすすめなのが「Hotel-Pension Bloberger Hof」(今の名前は Bloberger Hof)です。私も3泊利用し、大変快適に過ごせました。

旧市街からバスで南に15分、バス停からは徒歩5分ほどです。のどかな風景が広がる郊外にあり、レンタカーで回る人にもおすすめです(無料駐車場があります)。

スタッフは皆フレンドリーで、受付の女性は到着早々「待ってましたよ!」とハグをしてくれるほどの好対応でした。室内はいたってシンプルですが水回りの設備は新しく、無料Wi-Fiも使えて快適さでは申し分ありません。

何といってもおすすめは窓の外に広がるのどかな風景。小鳥のさえずりで目覚めれば、窓の外には緑の山々と遮るもののない青空が広がります。ホテルの外観は花が飾られたチロル風で大変可愛らしく、特に女性にはおすすめです。

朝食はオーストリア風のビュッフェで、美味しいソーセージやパン、希望を聞いてその場で作ってくれる絶品の卵料理をいただけますよ。旧市街の夜を楽しみたい日は帰りのバスの時間を確かめておくか、旧市街のホテルと組み合わせるのがおすすめです。

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ザルツブルクへの行き方:ウィーン・ミュンヘン・空港から

ザルツブルクはオーストリアの西の端、ドイツとの国境のすぐそばにある街です。日本からの直行便はないので、ウィーンかミュンヘンから列車で入るか、ヨーロッパの都市で乗り継いでザルツブルク空港に飛ぶのが一般的です。

ザルツブルクへの行き方を比べる

日本からの直行便はないので、ウィーンかミュンヘン、またはヨーロッパの都市で乗り継いで入るのが一般的です。

ウィーンから列車いちばん多い行き方

時間
速い列車で2時間半ほど。1時間に2本前後
乗る駅
ウィーン中央駅(西駅から出る列車もある)
着く駅
ザルツブルク中央駅

ミュンヘンから列車ドイツと組み合わせる旅に

時間
1時間半〜2時間ほど
乗る駅
ミュンヘン中央駅
着く駅
ザルツブルク中央駅

ザルツブルク空港から乗り継ぎで飛んでくる人

時間
路線バスで中心部まで15〜20分ほど
バス
10番(月〜土)など。タクシーも使える
着く所
旧市街の川沿い・中央駅

本数・時間は季節や曜日で変わります。乗る前に ÖBB(オーストリア鉄道)や空港の案内で確かめてください。

ウィーンからは列車で2時間半ほど

首都ウィーンからは、ウィーン中央駅から出る特急レイルジェットで2時間半ほどです。1時間に2本前後走っているので、日帰りもできる距離です。ウィーン西駅から出る列車もあります。

チケットは駅の自販機や窓口、オーストリア鉄道(ÖBB)のアプリで買えます。ドイツ語が不安な場合は、英語に切り替えられる自販機やアプリを使うと安心です。

ミュンヘンからは1時間半〜2時間ほど

ドイツのミュンヘンからも列車で1時間半〜2時間ほどです。ドイツのロマンチック街道やノイシュヴァンシュタイン城と組み合わせる旅なら、ミュンヘンから入るのも便利です。

空港から中心部へはバスで15〜20分

ザルツブルク空港(W.A.モーツァルト空港)は、旧市街の西にある小さな空港です。路線バスの10番(月〜土)などで、中心部まで15〜20分ほどで着きます。荷物が多いならタクシーも使えます。

中央駅から旧市街へはトロリーバスで

ザルツブルク中央駅から世界遺産の旧市街へは、天気がよければ歩いても25分ほど。駅前から出るトロリーバスに乗れば、10分ほどで旧市街の川沿いに着きます。

バスの乗車券は停留所の自販機などで買えます。市内の交通と主な見どころの入場がセットになった「ザルツブルク・カード」もあるので、見どころをたくさん回る日は比べてみるとよいでしょう。

街の中は歩きとトロリーバスで

旧市街と右岸の見どころは、ほとんど歩いて回れます。石畳の道が多いので、歩きやすい靴で出かけましょう。スーツケースを転がすと石畳で苦労するので、ホテルまではタクシーを使うのも手です。

少し離れたヘルブルン宮殿や郊外の宿へは、市内を走るトロリーバスや路線バスで行けます。夜は本数が減る路線もあるので、遅くなる日は帰りの時間を確かめておくと安心です。


旧市街の見どころと、ホテルからの歩き方

街のシンボル「ホーエンザルツブルク城」をはじめ、モーツァルトの生家やミラベル宮殿など、見どころがたくさんあります。主な見どころは歩いて回れる範囲に集まっているので、旧市街か右岸に泊まれば、ほとんど歩いて観光できます。

ゲトライデ通りとモーツァルトの生家

旧市街のメインストリート、ゲトライデ通りは、お店ごとに工夫をこらした鉄の看板が並ぶ細い通りです。その中ほどに、黄色い建物のモーツァルトの生家があり、今は博物館になっています。

朝の早い時間は人が少なく、看板や石畳の写真がきれいに撮れます。旧市街か右岸に泊まると、人の少ない時間に歩けるのがうれしいところです。

大聖堂とホーエンザルツブルク城

旧市街の南には、大きなドームを持つ大聖堂と、街を見下ろすホーエンザルツブルク城があります。城へはケーブルカーで上がれ、上からは旧市街の屋根と川、遠くのアルプスの山々まで見渡せます。

夕方に城へ上がって、街に灯りがともるのを眺めるのもおすすめです。夜も泊まる旅なら、帰りの時間を気にせずに楽しめます。

ミラベル宮殿と庭園:サウンド・オブ・ミュージックの舞台

右岸のミラベル庭園は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で“ドレミの歌”の場面に使われたことで知られています。噴水や花壇の向こうに城が見える景色は、ザルツブルクらしい眺めです。

庭園は朝から入れるので、右岸のホテルに泊まって朝食前に散歩するのも気持ちがよいですよ。映画のロケ地を回るツアーも、旧市街の周りから出ています。

モーツァルトの住居とリンツァー通り

右岸のマカルト広場には、モーツァルトが家族と暮らした住居があり、こちらも博物館になっています。そこから東へ延びるリンツァー通りは、地元の人も行き来する商店街で、カフェやレストランが並びます。


音楽祭とクリスマスの季節に泊まるなら

ザルツブルクは一年中観光客が多い街ですが、とくに混み合うのが夏の音楽祭と冬のクリスマスマーケットの時期です。この時期に行くなら、まずホテルを押さえることから始めましょう。

夏のザルツブルク音楽祭

ザルツブルクでは毎年7月下旬〜8月に、世界的な音楽祭(ザルツブルク音楽祭)が開かれます。この時期は世界中から観光客が押し寄せるので、ホテルの予約はくれぐれもお早めに。

メインの会場は旧市街の祝祭劇場まわりに集まっています。夜の公演のあとは歩いて帰れるように、旧市街か右岸のガブラーブロイやホテル・ザッハーのような、橋を渡ってすぐのホテルを選ぶと安心です。

冬のクリスマスマーケット

11月下旬から12月にかけては、大聖堂の前の広場などでクリスマスマーケットが開かれます。雪をかぶった旧市街に屋台の灯りがともる、一年でいちばん華やかな季節です。

夕方から夜がにぎわうので、寒い中を長く歩かなくて済むよう、旧市街の近くに泊まるのがおすすめです。

静かに過ごしたいなら春と秋

春や秋は、夏ほど混まず、料金も落ち着いていることが多い季節です。郊外の宿でのんびりしたり、湖水地方へ足を延ばしたりするのにもよい時期です。


ザルツブルクの食事とカフェ:泊まるなら夜も楽しみたい

日帰りではなく泊まるなら、夜の食事も旅の楽しみのひとつです。ザルツブルクには、オーストリアらしい料理やお菓子を楽しめる店がたくさんあります。

名物のお菓子:ザルツブルガー・ノッケルンとモーツァルト・クーゲル

ザルツブルガー・ノッケルンは、街を囲む雪山に見立てた、ふわふわのスフレのようなデザートです。数人で分けて食べるくらいの大きさなので、食事の最後に頼むのがおすすめです。

お土産の定番は、モーツァルトの肖像が包み紙に描かれたチョコレート「モーツァルト・クーゲル」。旧市街のお菓子屋さんやスーパーで、いろいろな種類が売られています。

老舗のカフェで一休み

旧市街には、歴史のあるカフェがいくつもあります。ウィーンと同じように、コーヒーとケーキでゆっくり過ごすのがオーストリア流です。歩き疲れたら、カフェで一休みしながら次の行き先を決めましょう。

ビアホールで郷土料理を

ザルツブルクはビールの街でもあります。修道院が造るビールを大きなビアガーデンで楽しめる店や、地下のビアレストランなど、地元の人でにぎわう店があります。

シュニッツェル(カツレツ)やソーセージ、グーラッシュなどの郷土料理と一緒に楽しめます。駅寄りのイムラウアー・ホテル・ピッターには館内にビアレストランがあるので、外に出ずに楽しむこともできます。


ザルツブルクの治安と、夜の街歩き

ザルツブルクは、ヨーロッパの観光地の中でも落ち着いた、歩きやすい街です。旧市街と右岸の中心部は夜もレストランの灯りがあり、遅い時間でも人通りがあります。

気をつけたいのは人混みのスリ

気をつけたいのは、ゲトライデ通りやクリスマスマーケットなど、人が密集する場所でのスリです。バッグは体の前で持ち、財布やスマートフォンを後ろのポケットに入れないようにしましょう。

中央駅や列車の中でも、荷物から目を離さないように。とくに夜の駅の周りは人が少なくなるので、明るい大通りを歩くようにすると安心です。

家族旅行や女性のひとり旅にも

旧市街や右岸のホテルなら、夜のコンサートや食事のあとも歩いて帰れます。小さな子ども連れの家族旅行や、女性のひとり旅にも安心して勧められる街です。

郊外の宿に泊まる場合は、夜遅い時間はバスの本数が減るので、帰りの時間を決めておくか、タクシーを使いましょう。


ザルツブルクは何泊する?過ごし方の目安

ザルツブルクは、ウィーンを早朝に出れば日帰りもできる距離です。ただ、旧市街の朝や夜の雰囲気、城からの夜景まで楽しむなら、少なくとも1泊はしたいところです。

何泊する?ザルツブルクの過ごし方の目安

旧市街は歩いて回れる広さです。泊まる日数で、行けるところが変わります。

ザルツブルクに何泊する?

▼

1泊旧市街と城をしっかりゲトライデ通り・モーツァルトの生家・大聖堂・ホーエンザルツブルク城・ミラベル庭園。夜景と朝の散歩も
2泊+ゆっくり・コンサート博物館やモーツァルトの住居、夜のコンサート、郊外のヘルブルン宮殿など
3泊以上+湖水地方へ日帰りハルシュタットやザルツカンマーグートの湖へ。郊外の宿でのんびりも

夏の音楽祭やクリスマスマーケットの時期は、早めにホテルを押さえるのが安心です。

1泊なら旧市街か右岸に

1泊なら、旧市街か右岸のホテルを選び、1日目に旧市街と城、翌朝にミラベル庭園を回るのが効率のよい過ごし方です。移動の時間を減らせるぶん、カフェでゆっくりする時間もとれます。

2泊以上なら日帰り旅行も

2泊以上するなら、夜のコンサートや、郊外のヘルブルン宮殿にも足を延ばせます。3泊以上あれば、ハルシュタットなど湖水地方への日帰りも組み込めます。

日帰り旅行の日は朝が早くなるので、中央駅の近くのイムラウアー・ホテル・ピッターのようなホテルにすると楽です。

レンタカーで回るなら郊外の宿が便利

湖水地方(ザルツカンマーグート)の湖をいくつも回りたいなら、レンタカーも便利です。旧市街は車の入れない通りが多く、駐車場も限られるので、車の旅では無料の駐車場がある郊外の宿が向いています。

私が泊まったブロベルガー・ホーフも無料の駐車場があり、車で動くにはちょうどよい場所でした。街の観光の日はバスで旧市街へ出て、湖へ行く日は車で出かける、という使い分けができます。


ザルツブルクで安く泊まるには

ザルツブルクは観光地なので、旧市街の中心はどうしても料金が高めです。少しでも安く泊まりたいときは、次のような選び方があります。

右岸か駅の近くを選ぶ

旧市街のまん中にこだわらなければ、右岸や駅の近くに、手ごろで観光にも便利なホテルがあります。ゲステハウス・イム・プリスターゼミナールは、旧市街まで歩いて5分ほどの場所で、手ごろに泊まれる貴重な宿です。

時期をずらし、早めに予約する

夏の音楽祭とクリスマスの時期を避けるだけで、同じホテルでも料金がかなり変わることがあります。行く日が決まったら早めに予約し、無料でキャンセルできるプランを選んでおくと安心です。

朝食付きかどうかも見比べる

オーストリアのホテルは、朝食が付くかどうかで料金が変わることがあります。郊外の宿は朝食付きが多く、旧市街のホテルは別料金のことも。外のカフェで朝食をとるのも楽しいので、旅のスタイルに合わせて選びましょう。


これからザルツブルクを訪れる方へ

夏の音楽祭の時期は、ホテルの予約はお早めに

ザルツブルクは首都ウィーンとのセットで旅行に行かれる方も多い、大変人気な観光地です。特に夏の音楽祭の時期には世界中から観光客が押し寄せるので、ホテルの予約はくれぐれもお早めに!

日程に余裕があれば、世界遺産ハルシュタットへ

もし日程に余裕があれば、もうひとつの世界遺産「ハルシュタット」へも行かれることをおすすめします。ザルツブルク中央駅からポストバスでバート・イシュルへ行き、列車に乗り換えて計3時間ほど。日帰り旅行もできる、美しい湖畔の街です。

ザルツブルクの大きな街とは違う、アルプスの大自然と美しい湖に囲まれた小さな街で、のんびり散策を楽しむのはいかがでしょうか。昼食は名物のマス料理を、お土産には美味しいお塩がおすすめですよ。

バスや列車の時刻は季節で変わるので、出かける前に確かめておきましょう。


まとめ:ザルツブルクはどのエリアのホテルに泊まる?

観光に便利なのは断然、旧市街の周辺です。旧市街のまん中に泊まるならゴールデナー・ヒルシュ、川と城の眺めを楽しむならホテル・ザッハーが候補です。

場所がよくて手ごろな宿なら、右岸のゲステハウス・イム・プリスターゼミナール。設備の新しい中級ホテルならガブラーブロイ、列車の旅には駅に近いイムラウアー・ホテル・ピッターが便利です。

チロル風の宿でのんびりしたいなら、私が3泊した郊外のブロベルガー・ホーフもおすすめです。音楽祭やクリスマスの時期は、早めの予約を忘れずに!


よくある質問

ザルツブルクで観光に便利なホテルのエリアはどこですか?

ザルツァハ川の左岸の旧市街と、対岸の右岸(ミラベル宮殿・リンツァー通りのあたり)です。どちらも主な見どころまで歩いて行けます。初めてなら、選択肢の多い右岸が選びやすいです。

ザルツブルク中央駅の近くに泊まるのはどうですか?

列車で移動する旅や、ハルシュタットなどへ日帰りで出かける旅には便利です。旧市街へは歩いて25分ほど、トロリーバスなら10分ほどで出られます。

ザルツブルクのホテルの料金はどれくらいですか?

手ごろな宿で1泊US$100〜220、中級ホテルでUS$150〜330、旧市街の高級ホテルではUS$300〜800ほどが目安です。夏の音楽祭やクリスマスの時期は高くなります。

音楽祭の時期はいつですか?ホテルは取れますか?

ザルツブルク音楽祭は毎年7月下旬〜8月に開かれます。この時期は世界中から人が集まるので、日程が決まったらすぐにホテルを予約しましょう。

サウンド・オブ・ミュージックのロケ地に近いホテルは?

“ドレミの歌”の場面で知られるミラベル庭園は右岸にあります。すぐ近くのゲステハウス・イム・プリスターゼミナールや、駅寄りのイムラウアー・ホテル・ピッターから歩いて行けます。

空港から市内へはどう行けばいいですか?

空港から中心部へは、路線バスの10番(月〜土)などで15〜20分ほどです。荷物が多い場合や夜遅く着く場合は、タクシーを使うと楽です。

ザルツブルクの治安はどうですか?

中心部は落ち着いていて、夜も歩きやすい街です。ただ、ゲトライデ通りやクリスマスマーケットなど人の多い場所ではスリに気をつけ、夜の駅の周りでは明るい大通りを歩きましょう。

ザルツブルクからハルシュタットへは行けますか?

行けます。中央駅からポストバスでバート・イシュルへ行き、列車に乗り換えて3時間ほどです。時刻は季節で変わるので、出かける前に確かめましょう。