こんにちは。カナダ在住の学生marinoです。
私は今、カナダ国内で唯一のフランス語を公用語とするケベック州に住んでおり、現地からこの街の魅力を発信できたらと思っています。
今回はそんなケベック州にある、北米唯一の城塞都市「ケベックシティー」について、おススメの観光情報やホテルなどをご紹介します!
世界遺産の街・ケベックシティーへのアクセス
ケベックシティーは、その旧市街が「ケベック旧市街の歴史地区」として、1985年にユネスコの世界遺産に登録された街です。
17世紀始めにフランス人入植者によって築かれた為、フランス様式の建物が多く残る街並みはまるでおとぎ話の世界のように可愛く、ところどころにある壁のだまし絵等も観光客を楽しませてくれます。
ケベックシティーはカナダ第二の都市であるモントリオールから東へ3時間ほど行った、セントローレンス川沿いにあり、モントリオールからは長距離バスやVIA鉄道を使ってアクセスする事が出来ます。また日本からの直行便はありませんが、カナダ国内、またはアメリカ国内を経由したフライトであれば同日到着が可能です。
最寄りのケベック空港から観光スポットである旧市街へは、直通のバスが無いため、タクシーでの移動になります。また市内の移動にはバスが便利ですが、小さな町なのでほぼ徒歩で移動することができます。散歩気分で街を散策してみるのも良いかもしれません。
ケベックシティ観光に最適!旧市街エリアの便利なホテルを紹介します
一度は泊まってみたい街のランドマーク的なホテル「Fairmont Le Chateau Frontenac」
一度は泊まってみたいケベックシティーのホテルといえばここ!街の中心にあり、ランドマークにもなっている歴史ある高級ホテルです。
このホテルはセントローレンス川を見下ろす高台にあるため景色は抜群で、ケベックシティーの主な観光名所へのアクセスが非常によいのも魅力のひとつ。入口の重厚感あるゴールドの回転扉をはじめ、家具等の調度品はすべてクラシックで趣のあるものばかりで、その歴史や伝統を感じる事ができます。
お部屋は、旧市街が見えるシティビュー、セントローレンス川のリバービュー、ビュー指定なし等が選べる為、選ぶ部屋の種類によって料金が変わり、一泊約4万円弱からとなっています。
またホテル内には、郷土料理を味わう事が出来る高級レストラン「LeChamplain」を始め、ワイン&チーズバーやスターバックス等も入っています。決して安くはないホテルですが、優雅で素敵なひと時を過ごしたい方にはピッタリなのではないでしょうか。
17世紀の邸宅を階層したブティックホテル「Hotelle Priori」
ケベックシティー旧市街の真ん中に位置する、とても可愛い小さなブティックホテルです。1734年に建てられたケベック州の歴史的人物である建築家JeanBaillairgeの邸宅を利用しており、むき出しになった石壁とそれにマッチしたモダンな家具は客室のインテリアのアクセントとなっています。
スイートルームには暖炉やジャグジー付きの大きなバスタブがあり、窓から可愛いケベックシティーの街並みを眺めながら、自宅にいるような気分でゆったりとくつろぐことが出来ます。また、Booking.comでの評価は驚異の9.5(10段階中)を獲得しており、サービスに関しても文句なしのホテルだと言えるのではないでしょうか。
料金は一泊約2万円からで、先ほどのLeChateauFrontenacのおよそ半分です。また、このホテルの朝食はとても評判が良いので、訪れる際にはぜひお試しください。
1万円前後で泊まれるリーズナブルホテル「Hotel Le Cavalier Du Moulin」
とにかくホテル代を抑えてその他にお金を使いたい!という方におススメしたいのがこのホテルです。料金は約一万円前後からで、先ほどご紹介した2つのホテルよりも料金が更に抑えられており、観光地であるケベックシティーの中では非常にリーズナブルな価格設定です。
初めにご紹介したLeChateauFrontenacのすぐ近くにあり、衛兵交代式が見られる要塞「シタデル」や、地元の画家が集まる「トレゾール小路」にも徒歩5分と好立地にあります。
ホテルは1850年築の歴史ある建物を利用していて、赤を基調とした可愛い外観は旧市街の雰囲気に溶け込んでいます。
客室の内装はシンプルですが、エアコン、テレビ、冷蔵庫、無料Wi-Fiなど必要な設備は整っているため、快適に過ごすことができます。またホテルの周辺には、ケベックの郷土料理を提供するレストランを始め、イタリア料理店やカフェなども数多くあるため、食事を思いっきり楽しみたい方にはピッタリの場所にあるのではないでしょうか。
これから世界遺産の城塞都市・ケベックシティーを訪れる方へ
ケベックシティーは中世を思わせるとてもロマンチックな街ですが、アッパータウンとロウワータウンに分かれているように、坂道や階段が非常に多い街でもあります。
移動は徒歩が主になると思われるので、歩きやすい恰好をしていかれることをお勧めします。また個人的には12月のクリスマスシーズンが、ケベックシティーの魅力を最大限楽しむ事が出来るのでお勧めです。
12月になると、旧市街のあちらこちらにクリスマスツリーやイルミネーションが飾られ、石畳の街並みがより一層ロマンチックに彩られます。運が良ければ街角でクリスマスソングを歌う聖歌隊を見ることが出来ます。
また、11月下旬から12月中旬にかけてクリスマスマーケットも開催されているので、ホットワインやアップルサイダーなどを楽しみながら、クリスマスを存分に味わうのも良いかもしれません。ケベックシティーは紅葉の時期にも人気ですが、10月以降は気温が下がるので、暖かい恰好をして行ってください。冬は手袋が必須です!
まとめ:世界遺産ケベックシティーのおすすめホテル
- 一度は泊まってみたい街のランドマーク的なホテル「Fairmont Le Chateau Frontenac」
- 17世紀の邸宅を階層したブティックホテル「Hotelle Priori」
- 1万円前後で泊まれるリーズナブルホテル「Hotel Le Cavalier Du Moulin」