チンクエテッレのホテルおすすめ|村ごとの選び方と列車での行き方(2026年版)

*この記事にはPRを含みます

ヨーロッパのおしゃれな街をめぐるのが大好きなもんちです。写真が趣味で、日本にはない、ヨーロッパならではの色使いの建物に憧れて、フランス、イタリア、ドイツを旅してきました。

今回は、イタリアのチンクエテッレの魅力と、泊まるのにおすすめのホテル、列車での行き方を紹介します!

この記事は、今も予約できるホテルを選んで紹介し直し、列車や船、ハイキングの道の情報も今の形に直しています。

まず、どこに泊まる?

こんなチンクエテッレ滞在をしたいホテル
海を見下ろす静かな場所で、ゆったり過ごしたいイル・ボルゴ・ディ・カンピ
マナローラ・リオマッジョーレ · US$120–230
リオマッジョーレの村の中に泊まりたいホテル・ヴィラ・アルジェンティーナ
マナローラ・リオマッジョーレ · US$130–250
マナローラの村の中で、広い部屋にアフィッタカメレ・サン・ジョルジョ
マナローラ・リオマッジョーレ · US$150–250
絵はがきのようなヴェルナッツァの港のそばにホテル・ジャンニ・フランツィ
ヴェルナッツァ · US$130–260
海を見下ろすホテルで、特別な滞在をホテル・ポルト・ロカ
モンテロッソ · US$200–400
5つの村をめぐる拠点を、駅前で手ごろにホテル・フィレンツェ・エ・コンティネンターレ
ラ・スペツィア · US$90–170

※ 料金は1室1泊の目安です。時期や空室状況により変わります。

チンクエテッレのホテルはどの村に泊まる?

チンクエテッレ(Cinque Terre)とは、イタリア語で「5つの土地」という意味です。言葉のとおり、5つの小さな村が寄り添うようにできた海沿いの地域で、そのカラフルな海岸線はイタリア有数の観光名所となり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

到着してからも、それぞれの村をめぐるのに時間がかかるので、日帰りで行くには時間が足りません。時間に余裕がある方は、ぜひ村のホテルに泊まりましょう。

チンクエテッレのホテルは数が限られているので、選択肢は少ないと思ってください。ただ、ほとんどのホテルは海沿いや駅の近くにまとまっているので、どの村に泊まるかが決まれば、ホテル選びも早いと思います。

チンクエテッレの5つの村と、この記事のホテル

海沿いに北西のモンテロッソから南東のリオマッジョーレまで5つの村が並び、その先に玄関口の街ラ・スペツィアがあります。番号をタップすると、そのホテルの紹介に移ります。

↑ レヴァント・ジェノヴァ方面 リグリア海 モンテロッソ 砂浜がいちばん広い村 ヴェルナッツァ 小さな港と塔の村 コルニリア(丘の上の村・駅から坂と階段) マナローラ・リオマッジョーレ 崖にカラフルな家が並ぶ ラ・スペツィア 玄関口の街・ホテルが多い ↓ ピサ・フィレンツェ方面 1 2 3 4 5 6
  1. 1イル・ボルゴ・ディ・カンピマナローラ・リオマッジョーレ · リオマッジョーレの村から車で10分ほど・オリーブ畑の中›
  2. 2ホテル・ヴィラ・アルジェンティーナマナローラ・リオマッジョーレ · リオマッジョーレ駅から歩いて10分ほど・村の上のほう›
  3. 3アフィッタカメレ・サン・ジョルジョマナローラ・リオマッジョーレ · マナローラの村の中・お店の並ぶ通り›
  4. 4ホテル・ジャンニ・フランツィヴェルナッツァ · ヴェルナッツァの港の広場のそば›
  5. 5ホテル・ポルト・ロカモンテロッソ · モンテロッソの村の上・海を見下ろす崖の上›
  6. 6ホテル・フィレンツェ・エ・コンティネンターレラ・スペツィア · ラ・スペツィア中央駅のすぐそば›

位置のイメージ図です。距離や方角は正確ではありません。

崖の上のカラフルな村「マナローラ・リオマッジョーレ」

南の端のリオマッジョーレと、そのとなりのマナローラは、崖にカラフルな家が並ぶ、チンクエテッレらしい景色の村です。ラ・スペツィアからいちばん近く、列車で出かけやすいのも魅力です。

村の中に住むように泊まるならホテル・ヴィラ・アルジェンティーナやサン・ジョルジョ、静かな田舎で過ごすならイル・ボルゴ・ディ・カンピです。

港の景色なら「ヴェルナッツァ」

小さな港と塔のある岬、カラフルな家並みがそろうヴェルナッツァは、チンクエテッレを代表する景色の村です。港のそばのホテル・ジャンニ・フランツィに泊まれば、朝と夕暮れの静かな港を楽しめます。

海水浴とホテルの選びやすさなら「モンテロッソ」

北の端のモンテロッソは、5つの村の中でいちばん砂浜が広く、ホテルやレストランも多い村です。夏の海水浴や、平らな道が多い過ごしやすさが魅力で、海を見下ろすホテル・ポルト・ロカのような高級ホテルもあります。

取れないときの拠点に「ラ・スペツィア」

村の中の宿が取れないときや、料金を抑えたいときは、玄関口の街ラ・スペツィアに泊まるのも一つの方法です。中央駅のそばのホテル・フィレンツェ・エ・コンティネンターレなら、毎日列車で村へ出かけられます。

料金の目安は、ラ・スペツィアや村の小さな宿で1泊US$90〜250、海を見下ろす高級ホテルでUS$200〜400くらいです。夏は高くなり、早く埋まるので、日程が決まったら早めに予約しましょう。


村ごと:チンクエテッレのおすすめホテル6選

1 Il Borgo Di Campi

Il Borgo Di Campi
エリア
マナローラ・リオマッジョーレリオマッジョーレの村から車で10分ほど・オリーブ畑の中
料金の目安
1泊 US$120–230
特徴
オリーブ畑やブドウ畑に囲まれた、海を見下ろす宿
こんな人に
車で旅する方、静かに過ごしたい方

ここがいい

✓ オリーブ畑とブドウ畑に囲まれた落ち着いた雰囲気
✓ レストランで郷土料理が楽しめる
✓ 無料の駐車場がある

このホテルを選ぶ理由

筆者が「落ち着いた雰囲気で人気」と勧めた、リオマッジョーレの宿です。海からは少し離れていますが、オリーブ畑やブドウ畑に囲まれた田舎にあります。

部屋は古風な家具を使った落ち着く雰囲気で、ずっとここで暮らしたいと思うような、アットホームな造りです。居心地が良すぎて、旅行に来たことを忘れてしまうかもしれません。

レストランがあり、郷土料理を楽しめます。テラスで海を眺めながらの食事は、優雅なひと時になりますよ。

リオマッジョーレの村の中心からは離れていて、村へはバスか車で向かいます。受付から部屋までは長い階段を下りるという口コミもあるので、大きな荷物の方は予約の前に確かめておきましょう。

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2 Hotel Villa Argentina

エリア
マナローラ・リオマッジョーレリオマッジョーレ駅から歩いて10分ほど・村の上のほう
料金の目安
1泊 US$130–250
特徴
リオマッジョーレの村の中にある、テラスのあるホテル
こんな人に
村の雰囲気を楽しみたい方、リオマッジョーレから5つの村をめぐる方

ここがいい

✓ リオマッジョーレの村の中にある
✓ 海や村を眺められるテラス
✓ 村の駅から列車で各村へ出やすい

このホテルを選ぶ理由

筆者が元の記事で勧めたリオマッジョーレの宿のうち、Ciao Bella Roomsは今は予約サイトで確かめられなかったので、同じ村のこのホテルに入れ替えました。

リオマッジョーレの村の上のほうにある小さめのホテルで、テラスから海や村のカラフルな家並みを眺められます。

筆者が書いたとおり、リオマッジョーレのような村の中に泊まると、カラフルな町並みに囲まれて、チンクエテッレの村に住んでいるような感覚を味わえます。

村の中は坂と階段が多いので、駅からホテルまでの道を事前に確かめておくと安心です。荷物は小さめにまとめていくのがおすすめです。

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3 Affittacamere San Giorgio

Affittacamere San Giorgio
エリア
マナローラ・リオマッジョーレマナローラの村の中・お店の並ぶ通り
料金の目安
1泊 US$150–250
特徴
マナローラの村の中にある、広くて清潔な部屋の宿
こんな人に
買い物や散歩を楽しみたい方、ハイキングもしたい方

ここがいい

✓ スーツケースを開いても十分広い部屋
✓ 村のお店が並ぶ通りにある
✓ ハイキングなどにも出かけやすい

このホテルを選ぶ理由

筆者が勧めた、マナローラにある宿です。ベッドが大きく置かれ、スペースが広く取られていて、スーツケースを開いても十分広いと感じることでしょう。

マナローラのお店が並ぶ通りにあり、宿を出るとさまざまなお店で買い物ができます。ベランダからは、道を歩いている人が見え、村の様子もよく分かります。

ハイキングなど、周辺のアクティビティを楽しむのにも立地条件が良い宿です。

Booking.comの口コミでは、眺めと清潔さ、オーナーの対応がよく褒められています。チェックインの時間が決まっているので、着く時間は先に伝えておきましょう。

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4 Hotel Gianni Franzi

エリア
ヴェルナッツァヴェルナッツァの港の広場のそば
料金の目安
1泊 US$130–260
特徴
ヴェルナッツァの港の広場のそばにある、レストランのある宿
こんな人に
写真が好きな方、港の夕暮れを楽しみたい方

ここがいい

✓ ヴェルナッツァの港の広場のそば
✓ 海や村を眺められる部屋がある
✓ 1階がレストラン

このホテルを選ぶ理由

筆者の元の記事にはなかった宿ですが、チンクエテッレでいちばん絵になるといわれるヴェルナッツァに泊まりたい方のために加えました。港の広場のそばにあります。

小さな港とカラフルな家並み、塔のある岬の景色はチンクエテッレを代表する眺めで、写真が趣味の筆者のような方にはたまらない場所です。

1階は港の広場に面したレストランで、夕暮れの港を眺めながら食事ができます。部屋によっては、海や村を見渡せます。

部屋までは階段を上ることが多く、部屋によって広さや眺めが違います。予約の前に、部屋のタイプを確かめておきましょう。

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5 Hotel Porto Roca

エリア
モンテロッソモンテロッソの村の上・海を見下ろす崖の上
料金の目安
1泊 US$200–400
特徴
海を見下ろす崖の上に建つ、眺めのよいホテル
こんな人に
記念日の旅行、海の眺めを楽しみたい方

ここがいい

✓ 海を見下ろす崖の上に建つ
✓ テラスやプールから海を一望できる
✓ モンテロッソの村と砂浜へ歩ける

このホテルを選ぶ理由

筆者の元の記事にはなかったホテルですが、海を見下ろす特別な滞在をしたい方のために加えました。モンテロッソの村の上、海を見下ろす崖の上に建っています。

テラスから海を一望でき、晴れた日の夕暮れは忘れられない景色になるはずです。

モンテロッソは5つの村の中でいちばん砂浜が広く、夏は海水浴を楽しむ人でにぎわいます。ホテルから村の中心や砂浜へは、坂道を歩いて下ります。

料金はこの記事でいちばん高めです。眺めのよい部屋は早く埋まるので、日程が決まったら早めに空室を見ておきましょう。

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6 Hotel Firenze e Continentale

エリア
ラ・スペツィアラ・スペツィア中央駅のすぐそば
料金の目安
1泊 US$90–170
特徴
玄関口ラ・スペツィアの中央駅のそばにある、使いやすいホテル
こんな人に
毎日ちがう村へ出かけたい方、料金を抑えたい方

ここがいい

✓ ラ・スペツィア中央駅のすぐそば
✓ 5つの村へ列車で出かけやすい
✓ 村の中の宿より選びやすい

このホテルを選ぶ理由

筆者の元の記事にはなかったホテルですが、村の中の宿が取れなかったときの拠点として加えました。チンクエテッレの玄関口、ラ・スペツィア中央駅のすぐそばにあります。

筆者が書いたとおり、チンクエテッレのホテルは数が限られています。ラ・スペツィアは大きな街なので、ホテルの数も多く、料金も比べやすくなります。

駅から5つの村へは、列車で行けます。毎日ちがう村へ出かけて、夜は街に戻ってくる、という過ごし方ができます。

フィレンツェやピサからの列車もラ・スペツィアを通るので、大きな荷物を持っての移動も楽です。

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チンクエテッレへの行き方:列車で向かう

チンクエテッレは、アクセスが少し不便なところにあります。北のジェノヴァ方面からも、南のピサ方面からも、イタリアの鉄道(トレニタリア)の列車で向かえます。

筆者は、フィレンツェから鉄道を使って、2時間半ほどかけて行きました。

フィレンツェ・ピサからはラ・スペツィア経由

フィレンツェやピサから来る場合は、まずラ・スペツィア中央駅へ向かい、そこで5つの村に止まる列車に乗り換えるのが一般的です。

列車の時刻と切符は、トレニタリアの公式サイトやアプリで確かめられます。夏は列車も混むので、時間に余裕を持って出かけましょう。

ミラノ・ジェノヴァからはモンテロッソやレヴァントへ

ミラノやジェノヴァから来る場合は、北側からモンテロッソやレヴァントに着く列車が便利です。そこから5つの村に止まる列車に乗り換えて、ほかの村へ向かいます。

どちらから来ても、泊まる村の駅に止まる列車かどうかを、乗る前に確かめておくと安心です。

荷物は小さく、宿までの道を確かめて

5つの村の中は、坂や階段が多く、車も入れない場所がほとんどです。大きなスーツケースを持って歩くのは大変なので、荷物は小さくまとめていくのがおすすめです。

駅から宿までの道や、階段の多さは、予約の前に宿の案内や口コミで確かめておきましょう。

チンクエテッレへの列車での行き方

どこから来るかで、乗り換える駅が変わります。

フィレンツェ・ピサから南から

乗り換え
ラ・スペツィア中央駅
所要
フィレンツェから2時間半ほど(筆者の場合)

ミラノ・ジェノヴァから北から

乗り換え
モンテロッソ、またはレヴァント
向く
モンテロッソやヴェルナッツァに泊まる方

5つの村の間列車・船

列車
5つの村すべてに止まる。村から村へ数分
船
季節運航。コルニリアには止まらない

列車の時刻はトレニタリアの公式サイトで確かめてください。


5つの村の間の移動:列車と船

5つの村の間の行き来は、列車と船が中心です。筆者はどちらも使いましたが、船のほうが海からの眺めがきれいでおすすめです。

列車:5つの村すべてに止まる

ラ・スペツィアとレヴァントの間を走る列車が、5つの村すべてに止まります。チンクエテッレ・エクスプレスと呼ばれる列車もあり、村から村へは数分で移動できます。

列車が乗り放題になり、ハイキングの道も歩けるチンクエテッレ・カード(列車付き)もあります。何度も列車に乗るなら、国立公園の公式サイトで内容を確かめておきましょう。

船:海からカラフルな村を眺める

季節によっては、村と村を結ぶ船も出ています。海から見るカラフルな村の景色は、列車では味わえない美しさです。

船は天気や波によって運休することがあり、冬は運航しない時期もあります。乗る日の朝に、運航しているかを確かめましょう。コルニリアは丘の上の村なので、船は止まりません。

ハイキングの道

村と村の間には、海を見下ろすハイキングの道が通っています。道によっては、チンクエテッレ・カードが必要です。

長く閉鎖されていたリオマッジョーレとマナローラの間の「愛の小道」は、今は予約制で歩けるようになっています。歩ける区間や条件は変わることがあるので、国立公園の公式サイトで最新の情報を確かめてください。


チンクエテッレの宿選びで見ておきたいこと

チンクエテッレの宿は、日本のホテルとはかなり勝手が違います。予約の前に、次の点を確かめておくと失敗しにくくなります。

「アフィッタカメレ」は部屋貸しの宿

村の宿には、「アフィッタカメレ(Affittacamere)」と呼ばれる部屋貸しの宿が多くあります。フロントがなく、決まった場所で鍵を受け取る形のところもあります。

チェックインの時間が決まっていることが多いので、着く時間は先に連絡しておきましょう。列車が遅れたときも、メッセージで知らせておくと安心です。

階段、エアコン、眺め

村の中は坂と階段が多く、宿によっては部屋までかなりの段数を上ります。足に自信のない方や荷物の多い方は、駅からの道と建物の中の階段を確かめておきましょう。

夏は暑くなるので、エアコンの有無も大切です。海が見える部屋は人気が高く、同じ宿でも部屋によって眺めがかなり違います。

宿泊税と、夏の最低泊数

イタリアの多くの町と同じように、宿泊税がかかり、現地で払うことがあります。予約サイトの料金に含まれているか、確かめておきましょう。

夏の混む時期は、2泊以上からしか予約できない宿もあります。1泊だけの方は、ラ・スペツィアの宿も合わせて探すと見つけやすくなります。

車で来るなら駐車場を

村の中は車が入れない場所がほとんどで、駐車場も限られています。レンタカーで旅する方は、駐車場のある宿や、ラ・スペツィア、レヴァントの宿を選ぶと楽です。

オリーブ畑の中のイル・ボルゴ・ディ・カンピのように、駐車場のある宿は車の旅に向いています。


チンクエテッレを訪れる季節と混雑

チンクエテッレは一年を通して訪れる人の多い場所ですが、季節によって楽しみ方も混み方も大きく変わります。

夏は海水浴とにぎわいの季節

夏は海水浴を楽しむ人でにぎわい、日も長く、夜まで村歩きを楽しめます。そのぶん列車や村の道はとても混み、宿も早く埋まります。

夏に泊まるなら、日程が決まったらできるだけ早く予約しましょう。昼の混む時間を避けて、朝早くや夕方に村を歩くと、静かな景色に出会えます。

春と秋は歩きやすい

春と秋は気候がおだやかで、ハイキングにいちばん向いた季節です。秋はブドウの収穫の時期で、段々畑の景色も楽しめます。

夏ほど混まないので、宿も選びやすくなります。ただし、雨の多い時期は道が滑りやすくなるので、歩きやすい靴で出かけましょう。

冬は静かだが、休むお店も

冬は観光客が少なく、静かな村の様子を楽しめます。一方で、船が運航しなかったり、宿やレストランが休みになったりすることもあります。

冬に訪れる方は、泊まる村で開いている宿とお店を、事前に確かめておくと安心です。


チンクエテッレで味わいたいもの

チンクエテッレのあるリグーリア州は、バジルのソース・ジェノヴェーゼやフォカッチャで知られる、食の楽しみの多い地方です。

ジェノヴェーゼとフォカッチャ

バジルと松の実、チーズで作るジェノヴェーゼのソースは、リグーリア州の名物です。村のレストランで、本場のパスタを味わってみてください。

オリーブオイルをたっぷり使ったフォカッチャも、パン屋で手軽に買えます。列車の待ち時間や海辺での軽食にぴったりです。

海の幸と、段々畑のワイン

モンテロッソのアンチョビをはじめ、海の幸の料理も楽しめます。海を眺めるテラス席での食事は、旅のいちばんの思い出になるはずです。

崖の段々畑で育てたブドウから造る白ワインも、この土地ならではの味です。食事と一緒に、地元のワインを頼んでみましょう。


チンクエテッレのまわりの町へ

チンクエテッレの近くには、5つの村とはまた違う魅力のある港町があります。泊まる日数に余裕があれば、足をのばしてみてください。

ポルトヴェーネレ

ラ・スペツィアの南にあるポルトヴェーネレは、カラフルな家並みと岬の教会が美しい港町で、チンクエテッレと合わせて世界遺産に登録されています。

ラ・スペツィアからバスで行けるほか、季節によってはチンクエテッレの村から船も出ています。

レヴァント

モンテロッソの北どなりのレヴァントは、砂浜の広い落ち着いた町です。5つの村に止まる列車の始発・終点の駅があり、村へ出かける拠点にもなります。

村の中よりホテルが選びやすく、平らな道が多いので、荷物の多い方や家族連れにも向いています。


チンクエテッレで気をつけたいこと

2026年11月時点で、外務省の海外安全ホームページでは、イタリアに危険情報は出ていません。チンクエテッレも落ち着いた村ですが、観光客の多い場所ならではの注意は必要です。

混み合う列車と駅のスリ

夏の列車や駅のホームは、観光客でとても混み合います。混雑の中では、スリや置き引きに気をつけましょう。バッグは体の前で持ち、スマートフォンをポケットに入れたままにしないようにします。

ラ・スペツィアやピサ、フィレンツェなど、乗り換えの大きな駅でも同じように注意が必要です。

ハイキングは靴と水、天気を確かめて

村と村の間のハイキングの道は、崖沿いの細い道や、急な階段が続く区間もあります。サンダルではなく、歩きやすい運動靴で出かけましょう。

夏は日差しが強く、水を持たずに歩くと危険です。雨のあとは道が滑りやすく、閉鎖される区間もあるので、歩く前に国立公園の案内で確かめてください。

海で泳ぐときは

村によっては、岩場から海に入る場所もあります。波の高い日は無理をせず、監視員のいる砂浜で泳ぐと安心です。

貴重品は海辺に置いたままにせず、宿に置いてから出かけましょう。


カラフルな村の写真を撮るなら

チンクエテッレは、写真が趣味の人にとっては、どこを撮っても絵になる場所です。村に泊まると、日帰りでは撮れない時間の景色に出会えます。

朝と夕暮れは村に泊まった人の特権

日帰りの観光客が来る前の朝早く、帰ったあとの夕暮れは、村が静かで光もやわらかく、写真にいちばん向いた時間です。

マナローラやリオマッジョーレの港では、夕日に染まるカラフルな家並みを撮影しようと、人が集まります。泊まっていれば、夜の灯りがともる村も撮れます。

海の上から、高いところから

船から見る村は、陸からは撮れない角度の景色です。ハイキングの道から見下ろすヴェルナッツァの港も、チンクエテッレを代表する構図です。

人の家や、地元の人を撮るときは、ひと声かけるなど、村で暮らす人への気配りも忘れないようにしましょう。


1泊2日でまわるなら:時間の使い方の例

チンクエテッレに1泊するなら、着いた日と翌日で、村をどう回るかを決めておくと効率よく楽しめます。ここでは、リオマッジョーレかマナローラに泊まる場合の例を紹介します。

1日目:南の村と夕暮れ

昼ごろにラ・スペツィアから列車で着いたら、宿に荷物を預けて、リオマッジョーレとマナローラを歩きます。どちらも村から村へは列車で数分です。

夕方は、泊まる村の港や展望ポイントで夕暮れを眺め、夜は海の見えるレストランで、ジェノヴェーゼのパスタや海の幸を楽しみましょう。

2日目:北の村へ船か列車で

朝早く、日帰りの人が増える前に、列車でコルニリアやヴェルナッツァへ向かいます。船が運航していれば、海から村を眺めながらモンテロッソへ移動するのがおすすめです。

モンテロッソの砂浜でひと休みしたら、北のジェノヴァ・ミラノ方面へ、または列車で南へ戻ってフィレンツェ方面へ向かいます。2泊できれば、ハイキングの道を歩く時間も取れます。


5つの村の見どころ

5つの村は、それぞれに表情が違います。泊まる村を決めるときの参考にしてください。

リオマッジョーレとマナローラ

リオマッジョーレは、小さな港を囲むように、崖にカラフルな家が重なり合う村です。夕暮れの港は、写真好きにはたまらない景色です。

マナローラは、海に突き出した岩の上にカラフルな家が並ぶ、チンクエテッレでいちばん有名な眺めのひとつです。村の先の展望ポイントから、夕日に染まる村を眺めてみてください。

コルニリア

コルニリアは、5つの村の中でただ一つ、海に面した丘の上にある村です。駅から村までは長い階段か坂道を上ります。

観光客が少なめで、静かな路地とブドウ畑の景色を楽しめます。村のテラスから見下ろす海も見事です。

ヴェルナッツァとモンテロッソ

ヴェルナッツァは、小さな港と塔のある岬の村で、ハイキングの道の上から見下ろす村の姿がとても絵になります。

モンテロッソは、5つの村の中でいちばん砂浜が広く、夏は海水浴でにぎわいます。レストランやお店も多く、夜まで過ごしやすい村です。

5つの村の特徴を比べる

北から南の順に並べています。

モンテロッソいちばん広い砂浜

雰囲気
ホテルとレストランが多く、平らな道も多い
向く
海水浴、過ごしやすさ重視

ヴェルナッツァ港と塔の村

雰囲気
絵はがきのような港の景色
向く
写真、夕暮れの港

コルニリア丘の上の村

雰囲気
静かな路地とブドウ畑
向く
人の少ない村でのんびり

マナローラ岩の上のカラフルな家

雰囲気
チンクエテッレを代表する眺め
向く
夕日の写真、村歩き

リオマッジョーレ崖の上の家並み

雰囲気
港を囲むカラフルな家
向く
ラ・スペツィアから出かけやすい

これからチンクエテッレに泊まる方へ

どの村に泊まるかを先に決める

チンクエテッレのホテルは数が限られていますが、ほとんどが海沿いや駅の近くにまとまっているので、探しやすいと思います。どの村に泊まるかが決まれば、ホテル選びも早いはずです。

荷物は小さく、時間はゆったり

村の中は坂と階段が多いので、荷物は小さくまとめていくと、移動がぐっと楽になります。列車も船も、夏は混んだり遅れたりすることがあるので、予定は詰めこみすぎず、ゆったり組んでおきましょう。

その村に染まるような宿選びを

色とりどりの宿が並び、選ぶのも楽しいはずです。その村に染まってしまうような宿選びをするのがおすすめです。最高の1日を過ごしてください!


まとめ:チンクエテッレで泊まるならどこ?

村の中に住むように泊まるなら、リオマッジョーレのホテル・ヴィラ・アルジェンティーナやマナローラのサン・ジョルジョ、静かな田舎で過ごすならイル・ボルゴ・ディ・カンピです。

港の景色ならヴェルナッツァのホテル・ジャンニ・フランツィ、海を見下ろす特別な滞在ならモンテロッソのホテル・ポルト・ロカ、村の宿が取れないときはラ・スペツィアのホテル・フィレンツェ・エ・コンティネンターレを拠点にしましょう。


よくある質問

チンクエテッレでは、どの村に泊まるのがおすすめですか?

カラフルな村の景色を楽しむならリオマッジョーレかマナローラ、港の景色ならヴェルナッツァ、海水浴や過ごしやすさならモンテロッソです。村の宿が取れないときは、玄関口のラ・スペツィアに泊まる方法もあります。

チンクエテッレへの行き方を教えてください。

フィレンツェやピサからはラ・スペツィア中央駅で、ミラノやジェノヴァからはモンテロッソやレヴァントで、5つの村に止まる列車に乗り換えます。筆者はフィレンツェから2時間半ほどかけて行きました。

チンクエテッレは日帰りできますか?

できなくはありませんが、5つの村をめぐるのには時間がかかるので、日帰りでは時間が足りません。時間に余裕がある方は、村のホテルに1泊以上するのがおすすめです。

リオマッジョーレでおすすめのホテルは?

村の中ならホテル・ヴィラ・アルジェンティーナ、村から離れた静かな場所なら、オリーブ畑に囲まれたイル・ボルゴ・ディ・カンピです。

5つの村の間はどうやって移動しますか?

列車と船が中心です。列車は5つの村すべてに止まり、村から村へは数分です。船は季節や天気によって運航しないことがありますが、海からの眺めがとてもきれいです。

大きなスーツケースでも大丈夫ですか?

村の中は坂と階段が多く、車も入れない場所がほとんどなので、大きなスーツケースは大変です。荷物は小さくまとめるか、大きな荷物はラ・スペツィアのホテルに置いて、身軽に村へ出かけましょう。

チンクエテッレのベストシーズンはいつですか?

ハイキングや村歩きには、気候のおだやかな春と秋がおすすめです。夏は海水浴でにぎわいますが、列車も宿もとても混みます。冬は静かですが、船が止まったり、お店が休んだりすることがあります。

チンクエテッレの宿は早めに予約したほうがいいですか?

はい。宿の数が限られていて、夏は早く埋まります。夏は2泊以上からしか予約できない宿もあるので、日程が決まったら早めに探しましょう。

車でチンクエテッレに行けますか?

行けますが、村の中は車が入れない場所がほとんどで、駐車場も限られています。車で旅するなら、駐車場のある宿か、ラ・スペツィアやレヴァントに泊まって列車で村へ出かけるのが楽です。

ヴェルナッツァやモンテロッソでおすすめのホテルは?

港の景色を楽しむならヴェルナッツァのホテル・ジャンニ・フランツィ、海を見下ろす特別な滞在ならモンテロッソのホテル・ポルト・ロカです。どちらも人気が高いので、早めの予約がおすすめです。

チンクエテッレ・カードは必要ですか?

ハイキングの道を歩くには、道によってチンクエテッレ・カードが必要です。列車が乗り放題になるカードもあります。内容と料金は国立公園の公式サイトで確かめてください。