こんにちは、アンリです。フランス文学を勉強していた経緯があり、フランスをもっと知りたいと思い、中でもパリには1か月ほど滞在していました。
建造物や文化を訪ねてパリ市内で各所を回っていたので、その経験を基に、パリでの滞在と観光が充実したモノにできる場所をご紹介しようと思います。
今回はバックパッカーにもおすすめな、パリで安く泊まれるエリアを中心にご紹介していきます!
おすすめ格安エリア1:イタリー広場周辺のホテル
凱旋門やエッフェル塔などの、いわゆるパリらしさは感じられないエリアにはなりますが、観光都市パリにあって比較的安く泊まりたいホテルを探すなら、このエリアがおすすめです。
チャイナタウンがあることもあり、アジア系の住民が住んでいるので、そういう系統のレストランも多く見受けられるので、日本人にはなじみやすいかもしれません。
味もさることながら、金額的にもパリ都心部に比べれば安く食べられるうえ、美味しいモノがそろっているので、とりわけ長期滞在やリピーター、一味違うパリを味わいたい人、パリの中のオリエンタルな雰囲気を味わいたい人には良いエリアです。
チャイナタウンとはいいながらも、中華料理よりはベトナム料理が目立ちます。これもここがフランスだからでしょう。そしてこのあたりのベトナム料理はとても美味しいです。
また、イタリー広場すぐ近くにはイタリー2という巨大ショッピングモールがあります。ここに行けば、たいていのパリ土産は買えますし、自分用のファッションやブランドなどのショッピングにも最適です。メトロも通っているので、パリ主要部へのアクセスも良いのでおすすめできるエリアですよ!
おすすめ格安エリア2:モンパルナス駅周辺エリア
パリ南部にあるモンパルナス駅周辺エリアをおすすめするのは、比較的安く滞在できる質の高いホテルが集まっていること、芸術の都パリを存分に味わえるエリアであることからです。
モンパルナスは「芸術家の区」とも評されるエリアで、1920年代以降数多くの長命な作家や芸術家が滞在したエリアです。中には、ピカソやヘミングウェイなどの世界中で知られている大物もいます。
彼らは、パリの名物とも言えるカフェでくつろぎながら執筆、芸術活動に勤しんだと言われ、今でも彼らが滞在したカフェは残っており、訪ねることが出来ます。
モンパルナスエリアで有名なのは、ロトンド、ドームなどがあります。観光地化されていない静かなカフェをお好みで有れば、クロズリー・デ・リラを訪ねてみてください、ここはパリを愛したアメリカ人ヘミングウェイが「日はまた昇る」を執筆した場所として有名です。
パリ名物のカフェには一度は訪れてほしいのですが、せっかくなら、こうした由縁のある場所を訪れてほしいモノです。
由緒あるカフェで、彼らも見ていたであろう同じ景色を眺めて思いをはせ、フランス名物のガレットを食べて過ごすモンパルナスの時間はいかがですか。
モンパルナスエリアに宿泊をおすすめするもう一つの理由は、電車に乗ってシャルトルを訪れてほしいからです。
シャルトルはパリから一時間ほどで到着する街で、シャルトル大聖堂が有名です。シャルトルへの列車が発着するのが、このモンパルナス駅です。
シャルトルで観光で訪れてほしいのがシャルトル大聖堂、しかも夏の日が暮れてからです。ここでは、夏の間に世界遺産でもあるシャルトル大聖堂に光を当てるプロジェクションマッピングを実施します。この美しさは秀逸ですので、是非一度見てほしいです。
この光の祭典が始まるのが、日暮れ以後なので夜9時や10時からです。そして終わるのが早くて10時、しかも大聖堂だけではなくてシャルトル市内各所で光の祭典がおこなわれており、それを是非ご覧いただきたいのです。
じゃあシャルトルに宿泊すれば良いと思われるかもしれませんが、荷物を移動するのも新たに1泊だけホテルを予約するのも面倒なので、できればパリ市内に宿泊して荷物も置いたままシャルトルへ来る方が良いです。
シャルトルでの光の祭典を最大限に楽しんでパリへ戻って寝るために一番効率が良いのは、シャルトルとパリを結ぶ列車の発着地であるモンパルナス駅周辺に宿泊するという選択肢です。
おすすめ格安エリア3:パリ北駅およびパリ東駅周辺のホテル
フランス各所を回った中で、個人的に一番好きになったのはアルザス地方です。
アルザスはドイツ国境に近いので、ドイツ文化を取り入れたフランスと言う感じで、パリとは人も食べモノも文化も違って面白い地方です。
そのアルザス地方やフランス東部へ行く際に乗るTGVの発着駅がパリ東駅です。朝早い便であれば、寝坊しないようにするためにも東駅周辺に滞在すると良いでしょう。東駅周辺は、発着駅と言うことも有り夜遅くでも営業するお店も多く、何をするにも便利です。
また、パリ東駅とパリ北駅は歩いて15分くらいで移動できるので同一エリアとしました。
パリ北駅は、パリの玄関口であるシャルルドゴール空港と市内とを結ぶ列車が発着する駅です。PERという列車です。
空港に着いた場合、スーツケースを引いてあちこち移動するのは嫌ですよね。そこで、空港からPERに乗車すれば到着するパリ北駅周辺に滞在するということをおすすめします。
夜遅ければ尚更ですし、まだ明るいうちであれば空港からまず北駅周辺のホテルへチェックインして荷物を置いて行動すれば、身軽にパリの街中を観光することが出来るはずです。
帰りもたくさんお土産を買ったとしても、PERに乗りさえすれば空港へ着くことが出来るので、空港とのアクセスが便利なこのエリアをおすすめします。
さらにパリ北駅は、ロンドンとパリを結ぶユーロスターの発着駅です。2時間少々でロンドンへ着きますので、場合によっては日帰りでパリからロンドン観光を楽しむことができます。日帰りで有ればなおさら、朝早く乗車できるようにパリ北駅周辺の滞在をおすすめします。
そして、北駅と歩いて15分の東駅からTGVに乗りストラスブールやコルマールなどのアルザス地方へ訪れてみてください!
フランスをどう回る?ルートを考えながら快適なパリ旅行を!
パリはとりわけスリが多いといわれています。
エリアによってはフランス人でさえ近づかないところもありますので、十分に理解したうえで行動してもらうことを強くおすすめします。
パリから足を伸ばして地方へ行くにも、ターミナル駅が異なるので、自分が行こうと思っている地方へのアクセスに便利な駅周辺に滞在することも視野に入れて、滞在エリアを選んでほしいです。