クラクフのおすすめホテルとエリア3選|旧市街・中央駅・カジミエーシュ(2026年版)

*この記事にはPRを含みます

私は旅行関係の仕事をしているFUUKAといいます。仕事の関係でポーランドへ何度も訪れていますが、そのポーランドの中でもおすすめの観光都市がクラクフです。

中世にはポーランド王国の首都でもあったこの町は、ただ歩いているだけでも趣のある街なのです。そんなクラクフのおすすめの宿泊エリアと、エリアごとのホテルをお伝えいたします!

この記事は、今も予約できるホテルを選んで紹介し直し、鉄道や空港からの行き方、郊外の世界遺産への行き方も今の形に直しています。

まず、どこに泊まる?

こんなクラクフ滞在をしたいホテル
中央広場の真ん前に泊まりたいホテル・ヴェンツル
旧市街(織物会館周辺) · US$180–300
旧市街の中で、プールとスパも楽しみたいホテル・スターリ
旧市街(織物会館周辺) · US$180–300
旧市街の中で、料金も考えて選びたいホテル・ポルスキ
旧市街(織物会館周辺) · US$100–170
駅にも旧市街にも歩ける、落ち着いたホテルにホテル・エウロペイスキ
クラクフ中央駅周辺 · US$90–150
駅の隣で、荷物の多い日も楽にアンデルス・クラクフ
クラクフ中央駅周辺 · US$110–180
カジミエーシュの雰囲気に浸りたいホテル・ルビンシュタイン
カジミエーシュ地区 · US$90–170

※ 料金は1室1泊の目安です。時期や空室状況により変わります。

クラクフのホテルはどのエリアに泊まる?

クラクフのおすすめの宿泊エリアは、旧市街の織物会館周辺、クラクフ中央駅周辺、カジミエーシュ地区の3つです。

どのエリアも歩いて行き来できる距離にあり、旧市街から中央駅までは10分前後、カジミエーシュ地区までは20分ほどです。観光の中心で過ごしたいか、移動の便利さを取るか、雰囲気を楽しみたいかで選びましょう。

クラクフのエリアと、この記事のホテル

旧市街の真ん中に中央広場と織物会館があり、北東に中央駅、南にヴァヴェル城、その南東にカジミエーシュ地区が続きます。番号をタップすると、そのホテルの紹介に移ります。

↑ 北 ← 空港は西へ電車で20分ほど 旧市街 中央広場・織物会館・聖マリア教会 中央駅周辺 鉄道・バス 旧市街へ徒歩10分 ヴァヴェル城 旧市街から徒歩10分ほど カジミエーシュ地区 旧ユダヤ人地区・レストラン ヴィスワ川 1 2 3 4 5 6
  1. 1ホテル・ヴェンツル旧市街(織物会館周辺) · 中央広場(織物会館の向かい)›
  2. 2ホテル・スターリ旧市街(織物会館周辺) · 中央広場から歩いて1〜2分›
  3. 3ホテル・ポルスキ旧市街(織物会館周辺) · フロリアン門のそば・中央広場へ歩いて5分ほど›
  4. 4ホテル・エウロペイスキクラクフ中央駅周辺 · 中央駅から歩いて5分ほど›
  5. 5アンデルス・クラクフクラクフ中央駅周辺 · 中央駅のすぐ隣›
  6. 6ホテル・ルビンシュタインカジミエーシュ地区 · カジミエーシュ地区の中心・旧シナゴーグのそば›

位置のイメージ図です。距離や方角は正確ではありません。

おすすめエリア1:旧市街の織物会館周辺

古都クラクフのいちばんのおすすめ宿泊エリアは、やっぱり旧市街の真ん中にある織物会館周辺です。織物会館は旧市街のどこに行くにも便利で、中級クラスのホテルからお値段のカジュアルなホテルまでいろいろあるので、予算に合わせて選べます。

織物会館には今も多くのお土産屋さんが入っていて、見るだけでもとても楽しいです。周辺にはたくさんのレストランがあり、だいたいの店に英語のメニューがあるので、食事にも困りません。

ポーランド料理の店はもちろん、イタリアンや簡単に食べられるカジュアルなカフェもあり、どの店へ行こうか迷ってしまいます。夜遅くまで開いている店も多いので、夕食後にお茶を飲みに出かけるのもいいですね。お酒の好きな方は、せっかくですからポーランドのウォッカを試してみてはいかがでしょうか。

中央広場の真ん前ならホテル・ヴェンツル、プールとスパも楽しむならホテル・スターリ、料金と便利さのバランスならホテル・ポルスキです。

おすすめエリア2:クラクフ中央駅周辺

クラクフに来るときは、飛行機やバス、鉄道で着くことになりますが、やはり便利なのはワルシャワから鉄道で移動することです。その列車が着くのが、クラクフ中央駅です。

このエリアにホテルを取れば、駅に着いてすぐにチェックインでき、重い荷物を持って街を歩かなくて済みます。駅の目の前には長距離バスの発着場もあるので、バスで来たときも、郊外の世界遺産に出かけるときも便利です。

中央駅周辺は再開発でショッピングセンターができ、ずいぶんにぎやかになりました。旧市街の中心へも歩いて10分前後なので、移動にも観光にも便利なエリアです。駅の近くならホテル・エウロペイスキやアンデルス・クラクフが使いやすいでしょう。

おすすめエリア3:カジミエーシュ地区

旧市街から見て南東にあるカジミエーシュ地区は、もともとはユダヤ人の居住地でした。映画「シンドラーのリスト」の舞台にもなったエリアです。

旧市街ほどホテルは多くありませんが、小さなホテルがいくつかあり、意外と雰囲気がいいのです。おしゃれなレストランも多く、昼のお散歩も、夜の食事も楽しめます。旧ユダヤ人地区の中心に泊まるならホテル・ルビンシュタインです。

ユダヤの人々の悲しい歴史があったのが信じられないくらい、今は穏やかな時間が流れているのがカジミエーシュ地区です。クラクフに訪れたら、ぜひ一度は足を踏み入れてくださいね。

料金の目安は、中央駅周辺や旧市街の外側の中級ホテルで1泊US$90〜180、中央広場に近い高級ホテルでUS$180〜300くらいです。夏とクリスマスマーケットの時期は高くなりやすいので、早めに空室を見ておきましょう。


エリア別:クラクフのおすすめホテル6選

1 Hotel Wentzl

エリア
旧市街(織物会館周辺)中央広場(織物会館の向かい)
料金の目安
1泊 US$180–300
特徴
中央広場に面した、15世紀の建物を使った老舗ホテル
こんな人に
初めてのクラクフ、特別な旅行、夜の広場を楽しみたい方

ここがいい

✓ 中央広場に面し、織物会館と聖マリア教会がすぐ前
✓ 15世紀の建物を使った歴史あるホテル
✓ 広場を見下ろす部屋がある

このホテルを選ぶ理由

筆者が「クラクフに宿泊するなら絶対おすすめしたい」と書いた、旧市街の織物会館周辺のホテルです。中央広場に面していて、織物会館も聖マリア教会も目の前にあります。

15世紀の建物を使ったホテルで、広場を見下ろせる部屋もあります。塔の上から1時間ごとに吹き鳴らされるラッパの音色も、部屋のすぐ近くで聞けます。

Booking.comの口コミでは、立地の評価がとても高い一方、広場に面した部屋は夜まで人の声が聞こえるという声もあります。静かに眠りたい方は、予約のときに中庭側の部屋をリクエストするとよいでしょう。

料金はこの記事で高めですが、クラクフの真ん中に泊まるという体験には代えがたい価値があります。

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2 Hotel Stary

エリア
旧市街(織物会館周辺)中央広場から歩いて1〜2分
料金の目安
1泊 US$180–300
特徴
中央広場のすぐそばにある、プールとスパのある高級ホテル
こんな人に
記念日の旅行、観光の合間にゆったり休みたい方

ここがいい

✓ 中央広場から歩いて1〜2分
✓ 館内にプールとスパがある
✓ 屋上のバーから旧市街を見渡せる

このホテルを選ぶ理由

中央広場の北西の角から少し入ったシュチェパンスカ通りにある高級ホテルです。中央広場まで歩いて1〜2分なので、旧市街のどこへ行くにも便利です。

古い建物を使いながら、館内にはプールとスパがあり、歩き疲れた日の夕方にゆっくり体を休められます。屋上のバーからは、旧市街の屋根と教会の塔を見渡せます。

口コミでは、立地やスタッフ、スパの評価が高く、通り側の部屋は夜に音が気になったという声もあります。静かさを重視する方は、部屋の向きをリクエストしておきましょう。

旧市街に泊まって、観光も滞在そのものも楽しみたい方に向いたホテルです。

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3 Hotel Polski Pod Białym Orłem

エリア
旧市街(織物会館周辺)フロリアン門のそば・中央広場へ歩いて5分ほど
料金の目安
1泊 US$100–170
特徴
旧市街の北、フロリアン門のそばにある老舗のホテル
こんな人に
旧市街に泊まりたいが、中央広場の目の前ほどの料金は出したくない方

ここがいい

✓ フロリアン門と旧市街の城壁がすぐそば
✓ 中央広場へ歩いて5分ほど、中央駅へも10分ほど
✓ 朝食とスタッフの口コミ評価が高い

このホテルを選ぶ理由

旧市街の北の入口、フロリアン門のそばのピヤルスカ通りにある老舗のホテルです。中央広場へ歩いて5分ほど、中央駅へも10分ほどで、旧市街と駅の両方に歩けます。

旧市街の城壁や、門の前のバルバカン(円形の砦)がすぐ近くにあり、朝の散歩にもぴったりです。中央広場から少し離れているぶん、広場の真ん前のホテルより落ち着いています。

Booking.comの口コミでは、立地とスタッフ、朝食がよく褒められています。一方で、部屋が小さめという声もあるので、広さを重視する方は部屋のタイプを確かめましょう。

旧市街の雰囲気と、駅への行きやすさの両方を取りたい方に向いたホテルです。

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4 Hotel Europejski

エリア
クラクフ中央駅周辺中央駅から歩いて5分ほど
料金の目安
1泊 US$90–150
特徴
中央駅と旧市街の間にある、クラシックな雰囲気の中級ホテル
こんな人に
鉄道で移動する方、ほどよい料金で旧市街の近くに泊まりたい方

ここがいい

✓ 中央駅から歩いて5分ほど
✓ 中央広場へも歩いて10分ほど
✓ 朝食の口コミ評価が高い

このホテルを選ぶ理由

筆者が「移動にも観光にも便利」と勧めた、クラクフ中央駅周辺のホテルです。中央駅から歩いて5分ほど、中央広場へも10分ほどの、ちょうど間にあります。

このエリアにホテルを取れば、駅に着いてすぐにチェックインでき、重い荷物を持ってタクシーで移動したり、街を歩いたりしなくて済みます。

Booking.comの口コミでは、クラシックな雰囲気と朝食がよく褒められ、駅の近くでも部屋は静かだという声があります。

旧市街の中心ほど料金が高くないので、ほどよい予算で便利な場所に泊まりたい方に向いています。

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5 Vienna House by Wyndham Andel’s Cracow

エリア
クラクフ中央駅周辺中央駅のすぐ隣
料金の目安
1泊 US$110–180
特徴
中央駅とショッピングセンターの隣にある、モダンなホテル
こんな人に
アウシュビッツやヴィエリチカへ日帰りする方、早朝の列車に乗る方

ここがいい

✓ 中央駅とショッピングセンターがすぐ隣
✓ 旧市街の中央広場へ歩いて10分ほど
✓ モダンで使いやすい客室

このホテルを選ぶ理由

中央駅のすぐ隣、ショッピングセンターの向かいにあるモダンなホテルです。駅を出てすぐにチェックインできるので、空港からの列車や長距離バスで着いた日も楽です。

中央駅の前には長距離バスの発着場もあり、アウシュビッツやヴィエリチカへの日帰りにも便利です。筆者が書いたとおり、郊外の世界遺産へ出かける日も、下調べや当日の移動がとても楽になります。

駅のまわりは近年の再開発でショッピングセンターができ、食事や買い物にも困りません。旧市街の中央広場へも歩いて10分ほどです。

口コミでは立地の評価が高い一方、内装に少し古さを感じるという声もあります。新しさより駅の近さを重視する方に向いています。

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6 Hotel Rubinstein

エリア
カジミエーシュ地区カジミエーシュ地区の中心・旧シナゴーグのそば
料金の目安
1泊 US$90–170
特徴
旧ユダヤ人地区の中心にある、古い建物を使った小さめのホテル
こんな人に
2回目以降のクラクフ、夜の食事を楽しみたい方

ここがいい

✓ カジミエーシュ地区の中心、シェロカ通りにある
✓ 15世紀の建物と木の天井が残る
✓ まわりにおしゃれなレストランが多い

このホテルを選ぶ理由

筆者が「意外と雰囲気がいい」と勧めたカジミエーシュ地区のホテルです。旧シナゴーグのすぐそば、地区の中心のシェロカ通りにあります。

15世紀の建物を使ったホテルで、客室によっては古い木の天井や梁が残っています。旧ユダヤ人地区の歴史を感じながら泊まれる、このエリアならではのホテルです。

まわりにはおしゃれなレストランが多く、ポーランド料理だけでなくユダヤ料理も楽しめます。昼の散歩も楽しく、夜もまた違った雰囲気があります。

旧市街の中央広場へは歩いて20分ほどで、途中にヴァヴェル城があります。お城を見学してから旧市街へ回るのもよいでしょう。

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クラクフへの行き方:ワルシャワからの鉄道と空港から

クラクフへは、ワルシャワから鉄道で来る方が多く、ヨーロッパの各都市からは飛行機でクラクフの空港に直接着くこともできます。どちらで来ても、中央駅が街の玄関口になります。

ワルシャワからは列車で2時間半前後

ワルシャワからクラクフ中央駅までは、特急列車で2時間半前後です。筆者が元の記事を書いたころよりも乗車時間が短くなり、1日に何本も列車が走っています。

時刻と空席は、ポーランド国鉄の長距離列車(PKP Intercity)の公式サイトで確かめられます。週末や連休の特急は混むので、日程が決まったら早めに予約しておくと安心です。

空港から中央駅へは列車で20分ほど

クラクフの空港(ヨハネ・パウロ2世国際空港)は、街の西にあります。空港の駅から中央駅までは列車で20分ほどで、中央駅周辺のホテルならそのまま歩いてチェックインできます。

旧市街やカジミエーシュ地区のホテルへは、中央駅からタクシーで移動するか、空港からタクシーで直接向かうと楽です。

長距離バスで来る場合

ほかの都市や近くの国から長距離バスで来る場合も、中央駅の目の前のバスターミナルに着くことが多いです。駅とバスターミナル、ショッピングセンターがひとまとまりになっているので、初めてでも迷いにくいでしょう。

夜遅くや早朝に着く便は、中央駅周辺のホテルを予約しておくと、暗い中を長く歩かずに済みます。旧市街のホテルへ向かうなら、駅前のタクシー乗り場から車で向かうと安心です。

中央駅からカジミエーシュ地区へ

カジミエーシュ地区は中央駅から2kmほどです。路面電車でも移動できますが、荷物が多い日はタクシーで楽々移動してしまうのがおすすめです。

身軽なときは、旧市街を抜けてヴァヴェル城の横を歩けば、観光しながらカジミエーシュ地区へ向かえます。


クラクフ観光:旧市街とヴァヴェル城、郊外の世界遺産

クラクフは、古い街並みの旧市街とヴァヴェル城、そして周辺にも有名な観光地や世界遺産がある魅力的な街です。旧市街の歴史地区は、世界遺産にも登録されています。

聖マリア教会と、1時間ごとのラッパ

織物会館の目の前にある聖マリア教会は、13世紀に建てられたゴシック様式の教会です。昔この町がモンゴルの襲来を受けたとき、兵士がラッパを吹いて敵襲を告げたと伝えられています。

そのラッパを吹いていた兵士は、敵の矢でのどを射抜かれて亡くなったといわれ、今でもこの塔の上から1時間ごとにラッパが吹き鳴らされます。ラッパの音色はクラクフ名物の一つで、旧市街に泊まれば、いつでも聞きに来られます。

ヴァヴェル城と大聖堂

旧市街とカジミエーシュ地区の間の丘に建つのが、ポーランド王国の王たちが暮らしたヴァヴェル城です。旧市街から歩いて10分ほどで、大聖堂や城の展示を見学できます。

人気の展示は入場の時間が決まっていることがあるので、行く日が決まったら公式サイトで見ておくと安心です。

郊外のアウシュビッツとヴィエリチカ岩塩坑

クラクフの周辺には、アウシュビッツ・ビルケナウの強制収容所跡や、地下に礼拝堂のある岩塩坑のヴィエリチカがあります。どちらも世界遺産で、クラクフから日帰りで行けます。

アウシュビッツの見学は、公式サイトで入場の時間を予約するのが基本です。行き方と所要時間は、下の表を目安にしてください。

クラクフから日帰りで行くおもな場所

どれも中央駅の周辺から出かけられます。時間は片道の目安です。

ヴィエリチカ岩塩坑世界遺産

行き方
中央駅から列車で20分ほど
見学
地下の礼拝堂や坑道をガイドと歩く
向く
半日で行きたい方

アウシュビッツ・ビルケナウ世界遺産

行き方
中央駅近くからバスで1時間半ほど。ツアーも多い
見学
公式サイトで入場の時間を予約
向く
1日かけてじっくり見学したい方

ヴァヴェル城市内

行き方
旧市街から歩いて10分ほど
見学
城の展示と大聖堂

列車の時刻は PKP の公式サイト、アウシュビッツの予約は博物館の公式サイトで確かめてください。

カジミエーシュ地区とシンドラーの工場

カジミエーシュ地区では、旧シナゴーグのあるシェロカ通りのまわりを歩くと、地区の歴史を感じられます。古いシナゴーグや墓地も残っています。

ヴィスワ川を渡った南のポドグジェ地区には、映画「シンドラーのリスト」で知られるシンドラーの工場が博物館として残っています。カジミエーシュ地区から歩いて行ける距離です。


クラクフで食べたいポーランド料理とカフェ

筆者が書いたとおり、旧市街のレストランはだいたい英語のメニューがあり、ポーランド料理からイタリアン、カフェまで選べます。せっかくなので、ポーランドならではの味も試してみてください。

ピエロギとジュレック

ピエロギは、ひき肉やチーズ、きのこ、キャベツなどを包んだポーランドの餃子のような料理です。ゆでたものと焼いたものがあり、店によって具の組み合わせもいろいろです。

ライ麦を発酵させた酸味のあるスープ、ジュレックも定番です。パンをくり抜いた器に入れて出す店もあり、寒い季節には体が温まります。

町角のオブヴァジャネクと、ミルクバー

旧市街の町角では、輪の形をしたクラクフ名物のパン「オブヴァジャネク」が屋台で売られています。ゴマやケシの実をまぶしたものが多く、散歩のおともにぴったりです。

「ミルクバー」と呼ばれる昔ながらの大衆食堂では、家庭的なポーランド料理を手ごろに食べられます。地元の人に混じって食事をするのも、旅の楽しみの一つです。

カジミエーシュ地区でユダヤ料理を

カジミエーシュ地区では、ポーランド料理だけでなくユダヤ料理も楽しめます。日本ではなかなか行くチャンスのないユダヤ料理のレストランで、この地区の歴史とあわせて味わってみるのもいいかもしれません。

地区の中心の広場のまわりには、屋台やカフェ、バーも多く、夜まで地元の若い人たちでにぎわいます。


クラクフを訪れる季節と服装

クラクフは一年を通して観光できますが、季節によって街の表情も、ホテルの混み方も変わります。

夏は観光のハイシーズン

初夏から夏は日が長く、夜まで旧市街のテラス席でにぎわいます。ヨーロッパ中から観光客が集まる時期なので、旧市街のホテルは早めの予約がおすすめです。

日中は暖かくても、朝晩は涼しい日があります。薄手の上着を1枚持っていくと安心です。

冬はクリスマスマーケットと、しっかりした防寒

11月の終わりから年末にかけては、中央広場にクリスマスマーケットが開かれ、織物会館のまわりが屋台とイルミネーションで華やかになります。

冬のクラクフは氷点下になる日も多いので、厚手のコートや手袋、帽子でしっかり防寒しましょう。石畳が凍ることもあるので、滑りにくい靴がおすすめです。


クラクフのお土産:琥珀と民芸品

筆者が書いたとおり、クラクフにはポーランドの名産品の琥珀のお店や、かわいらしい民芸品のお店がたくさんあります。旧市街に泊まれば、夜の散歩がてらお店をのぞけるのも楽しみです。

織物会館のお土産屋さん

中央広場の織物会館の中には、木彫りの小物やレースの刺しゅう、琥珀のアクセサリーなどを売るお店がずらりと並んでいます。見るだけでもとても楽しく、まとめてお土産を選べます。

琥珀は値段の幅が大きいので、いくつかのお店を見比べてから選ぶと安心です。

陶器と食べ物のお土産

青い模様の入ったポーランドの陶器(ボレスワヴィエツ陶器)も人気のお土産です。旧市街やショッピングセンターの専門店で探せます。

スーパーで買えるお菓子やはちみつ、ポーランドのウォッカも手軽なお土産になります。中央駅のショッピングセンターなら、出発前にまとめて買えて便利です。

お金はズウォティ。カードも広く使える

ポーランドの通貨はズウォティです。ホテルやレストラン、お店の多くでクレジットカードが使えるので、現金は屋台や小さな店で使う分だけで足ります。

現金が必要なときは、銀行のATMを使いましょう。両替所はレートが店によって大きく違うので、表示をよく見てから使ってください。


クラクフから足をのばす:ワルシャワとザコパネ

クラクフは、ポーランドの南部をめぐる旅の拠点にもなります。中央駅の近くに泊まっておくと、ほかの街への移動も楽です。

首都ワルシャワとあわせて回る

ワルシャワとクラクフは列車で2時間半前後なので、両方を回る旅の組み立ても簡単です。戦後に再建されたワルシャワの旧市街と、中世の街並みが残るクラクフを比べてみるのも面白いでしょう。

到着した日はクラクフ中央駅のそばに泊まり、翌日から旧市街やカジミエーシュ地区へ移る、という泊まり方もできます。

山の町ザコパネへ

クラクフの南には、タトラ山地のふもとの町ザコパネがあり、バスや列車で行けます。木造の家並みと山の景色を楽しめる、ポーランドの人たちにも人気の保養地です。

日帰りもできますが、山歩きを楽しむなら1泊して、ゆっくり過ごすのがおすすめです。


クラクフの治安と、旧市街で気をつけたいこと

2026年11月時点で、外務省の海外安全ホームページでは、ポーランドに危険情報は出ていません。クラクフも観光客の多い落ち着いた街で、旧市街は夜でも人通りがあります。

それでも、観光地ならではの注意は必要です。次の点を守って、安心してクラクフを楽しみましょう。

中央広場と駅のまわりのスリ

人の多い中央広場や織物会館、中央駅とショッピングセンターのまわりでは、スリや置き引きに気をつけましょう。バッグは体の前で持ち、レストランのテラス席でもスマートフォンを机に置きっぱなしにしないようにします。

夏のハイシーズンやクリスマスマーケットの時期は特に混み合うので、貴重品は最小限にして出かけると安心です。

夜の客引きと、会計の確かめ方

旧市街の夜には、バーやクラブへの客引きに声をかけられることがあります。知らない人に誘われた店には入らず、会計のときは明細を確かめましょう。

タクシーは、配車アプリやホテルで呼んだ車を使うと安心です。流しの車に乗るときは、乗る前に料金の目安を確かめておきます。


クラクフのホテル選びで見ておきたいこと

3つのエリアは歩いて行き来できる距離ですが、泊まり心地はかなり違います。下の表で比べてから、予約の前に部屋の音や設備も確かめておきましょう。

クラクフの3つのエリアを比べる

どこに泊まっても、ほかのエリアへ歩いて行けます。

旧市街(織物会館周辺)初めてにおすすめ

便利
見どころ・レストランが歩ける範囲に
雰囲気
中世の街並み。夜も人通りがある
注意
広場に面した部屋は夜の音

中央駅周辺移動が楽

便利
列車・空港・長距離バスにすぐ乗れる
雰囲気
ショッピングセンターがあり新しい
注意
駅のまわりの人混みのスリ

カジミエーシュ地区雰囲気で選ぶ

便利
旧市街へ歩いて20分ほど
雰囲気
おしゃれなレストランとユダヤ料理
注意
週末の夜はにぎやか

広場や通りに面した部屋の音

中央広場やにぎやかな通りに面した部屋は、眺めがよい一方で、夜遅くまで人の声や音楽が聞こえることがあります。静かに眠りたい方は、中庭側の部屋をリクエストしておきましょう。

カジミエーシュ地区も、週末の夜はバーやレストランでにぎわいます。にぎやかさも旅の楽しみと思える方には、むしろおすすめのエリアです。

エレベーターと車の乗り入れ

古い建物のホテルでは、エレベーターが小さかったり、ない場合もあります。大きなスーツケースで旅する方は、設備の欄を確かめておきましょう。

旧市街は車の乗り入れが限られているので、タクシーがホテルの前まで入れないこともあります。荷物が多い方は、中央駅周辺のホテルを選ぶと楽です。

混む時期は早めに、キャンセル条件も確かめて

夏のハイシーズンや年末のクリスマスマーケットの時期は、旧市街の人気のホテルから埋まっていきます。日程が決まったら、早めに空室と料金を見ておきましょう。

予定が変わるかもしれない方は、無料でキャンセルできるプランを選んでおくと安心です。予約の前に、キャンセルの期限を確かめておきましょう。


街並みも世界遺産も。クラクフ滞在を満喫してください!

歩いているだけで楽しい古都

ポーランドの名産品の琥珀のお店や、かわいらしい民芸品のお店もたくさんあり、ただ街を歩いているだけでも楽しむことができるでしょう。

中世のヤギェウォ朝の時代に栄えた古都クラクフは、ポーランドに行ったら絶対訪れたい街なのです。

あなたにぴったりのエリアを選んで

旧市街の真ん中で古都の雰囲気に浸るか、中央駅の近くで移動を楽にするか、カジミエーシュ地区でおしゃれなレストランを楽しむか。あなたにぴったりのホテルに滞在して、ぜひクラクフの観光を楽しんでくださいね!


まとめ:クラクフはどのエリアのホテルに泊まる?

クラクフが初めてなら、旧市街の織物会館周辺がいちばんのおすすめです。中央広場の真ん前ならホテル・ヴェンツル、プールとスパも楽しむならホテル・スターリ、旧市街と駅の両方に歩くならホテル・ポルスキです。

鉄道で移動する方や、郊外の世界遺産へ出かける方は、中央駅周辺のホテル・エウロペイスキやアンデルス・クラクフが便利です。雰囲気を楽しむなら、カジミエーシュ地区のホテル・ルビンシュタインを選びましょう。


よくある質問

クラクフで初めて泊まるなら、どのエリアがおすすめですか?

旧市街の織物会館(中央広場)周辺です。見どころやレストランが歩ける範囲に集まっていて、ヴァヴェル城やカジミエーシュ地区へも歩いて行けます。

クラクフ中央駅の近くに泊まるメリットは?

ワルシャワからの列車や空港からの列車が着く駅なので、荷物を持って長く歩かずにチェックインできます。駅前に長距離バスの発着場もあり、アウシュビッツやヴィエリチカへの日帰りにも便利です。旧市街へも歩いて10分前後です。

カジミエーシュ地区はどんなところですか?

旧市街の南東にある、もともとのユダヤ人居住地です。映画「シンドラーのリスト」の舞台にもなり、今はおしゃれなレストランやカフェが多い、雰囲気のよいエリアです。

クラクフ空港から市内へはどう行けばいいですか?

空港の駅から中央駅まで列車で20分ほどです。中央駅周辺のホテルならそのまま歩けます。旧市街やカジミエーシュ地区のホテルへは、タクシーを使うと楽です。

ワルシャワからクラクフへはどのくらいかかりますか?

特急列車で2時間半前後です。時刻と空席はポーランド国鉄の長距離列車(PKP Intercity)の公式サイトで確かめられます。

クラクフからアウシュビッツへは日帰りできますか?

できます。中央駅の近くからバスが出ているほか、ツアーも多くあります。見学は公式サイトで入場の時間を予約するのが基本なので、日程が決まったら早めに確かめておきましょう。

クラクフには何泊くらいするのがよいですか?

旧市街とヴァヴェル城、カジミエーシュ地区を回るのに1〜2日、アウシュビッツやヴィエリチカへの日帰りに1日ずつ見ておくと、3〜4泊でゆったり回れます。日帰りの日が多いなら、中央駅周辺に泊まると移動が楽です。

旧市街で料金を抑えて泊まるには?

中央広場の目の前より、フロリアン門のまわりなど旧市街の北側のほうが手ごろなホテルが見つかります。ホテル・ポルスキのように、旧市街と中央駅の両方に歩ける場所も便利です。

クラクフ空港の近くにホテルはありますか?

空港のそばにもホテルがありますが、空港から中央駅までは列車で20分ほどなので、早朝便でなければ中央駅周辺に泊まるほうが観光に便利です。駅の隣のアンデルス・クラクフなら、空港への列車にもすぐ乗れます。

クラクフの治安は大丈夫ですか?

2026年11月時点で、外務省の海外安全ホームページではポーランドに危険情報は出ていません。旧市街は夜も人通りがありますが、人の多い広場や駅ではスリに気をつけ、夜の客引きにはついて行かないようにしましょう。