こんにちは、Altoです。数年前にヨーロッパ各国をバックパッカーで幾つか巡りました。私は飛行機で日本を出発してドイツのフランクフルトに最初入りました。
1週間ほど滞在して、一度別の街に移り、再び戻ってきて1週間滞在と、通算で14日間ほどの期間で幾つかホテルを変えましたので、観光や移動に便利な宿泊エリアを紹介したいと思います。
フランクフルトのおすすめエリア1:中央駅周辺のホテル

ドイツは西~中央ヨーロッパの中でど真ん中に存在する国で、そのドイツの中でもフランクフルトは中央にあります。
ベルリンはかなり北に位置し、ミュンヘンはオーストリアとの国境近くでドイツの南部に存在するので、ドイツ内を旅行するのに拠点となる街としてはフランクフルトが便利です。
そのフランクフルトの中で一番大きい駅が中央駅です。空港からアクセスが良く、日本の新幹線にあたるICEを使えば、ベルリンやミュンヘンといったドイツ国内の大都市の他、夜行列車を使うなどすれば、パリやウィーン、コペンハーゲンなどへも一本で行けますが、それらが全てこの中央駅から発着します。
中央駅周辺はたくさんのホテルが集結!
その中央駅付近は、おそらくフランクフルト市内で一番ホテルが密集してるエリアです。

高級なホテルもあれば、数千円程度のリーズナブルなものまで、予算に合わせて選べますので、市内を幅広く色々なエリアに行ったり、周辺の街にも足を伸ばすならば、アクセスの良い中央駅付近がおすすめです。
ちょっとしたスーパーやネットカフェなどもありますが、ホテル外で食事をしようと思うと、意外と飲食店は少なかった印象です。
さらに、大きな道は当然明るくて治安もそこまで悪くもないですが、ちょっと脇道に入るだけで怪しげなお店があったりするので、女性や、夜の一人歩きする時には、少々不気味に感じるかもしれません。

ちなみにですが、中央駅は夜行列車の発着があるので24時間開いています。駅構内のベンチや端の方には、バックパッカーの人たちが寝袋にくるまって寝ていたりします。
自分も、一日だけどうしても手頃な価格のホテルが取れずに、駅で数時間横になっていました。特に駅員に注意されたりすることもありませんでした。
もちろん完全に寝てしまうとスリなどの危険は高まるかと思いますが、少し横になって休む程度ならば、最終手段として中央駅に行ってみるのは良いかもしれません。
フランクフルトのおすすめエリア2:ハウプトヴァッヘ付近のホテル

フランクフルトのほぼ中央にハウプトヴァッヘという建物があります。「中央警備所」という意味のようで、ここを中心にレストランやカフェが沢山存在して、大小のスーパーやお土産屋さんなども数多くあるショッピングエリアでもあります。
最寄り駅の「ハウプトヴァッヘ駅」には地下鉄の路線も多く通っているので、市内のどこに行くにもアクセスは良く、数日フランクフルトに滞在して、市内を色々と回るならば、このあたりのホテルに宿泊するのが便利ではないかと思います。ホテルの数も中央駅周辺ほどではないですが、かなりの数があります。
上述したように、中央駅周辺とは比較にならないほど多くのレストランやカフェがある上に、徒歩圏内に観光名所もたくさんあります。フランクフルトはゲーテの出身地ですが、ゲーテが洗礼を受けたというカタリーナ教会がすぐ近くにありますし、散歩がてらに少し歩けば、今は博物館になっているゲーテが小さい頃に住んでいた家も建っています。ゲーテ通りには高級なお店や飲食店が揃っています。
市庁舎や大聖堂といった古い建物、ネクスタワーやマイツァイルといった近代建築物と、新旧のお洒落な建築物が揃っているのもこの辺りです。個人的にはライトアップされる大聖堂と、カラフルなのにどこか懐かしい感じのする不思議なたたずまいである市庁舎がおすすめです。
おすすめエリア3:博物館通り周辺のホテル

フランクフルトは東西にマイン川が流れていますが、その南岸に9つもの美術館や博物館が建ち並ぶ通称「博物館通り」と呼ばれるエリアがあります。
厳密にどこからどこまでを博物館通りと呼ぶのか分かりませんが、この周辺にこじんまりしたホテルが幾つかあります。自分はこの近くのユースホステルにも3泊ほどしましたが、経済面を重視するならば、ユースホステルという選択も有りかと思います。数人の共同部屋になりますが、雰囲気は明るくて朝食も付いています。これで16ユーロ程度だったかと思いますので格安です。
周辺に博物館や美術館以外特別なスポットは無いですが、自分はフェルメールの地理学者が展示されているシュテーデル美術館を楽しみにしていたので、非常に近くにあって便利でした。
また、周辺に高い建物は少ないので、マイン川沿いから中央駅やハウプトヴァッヘ周辺の高層建築物を眺める事が可能で、ニューヨークのマンハッタンのような絶景は少し離れたこのあたりから見ると綺麗です。

少し裏に入ると東京の下町のような雰囲気が漂い、大衆的なお店も豊富なので、飲食を楽しむのにも便利です。ドイツはビールが有名ですが、フランクフルトの名物であるりんご酒も美味しいです。
この周辺でリーズナブルに飲めるお店が沢山ありますし、ヨーロッパを旅しているとお米が恋しくなりますが、入りやすいタイ料理やスペイン料理のお店がありましたので、何を見るということではなく、のんびりと過ごすのならば、マイン川の南側にホテルを取って拠点にするのが良いかと思います。
目的にあわせてフランクフルト滞在を計画しましょう!
ドイツは西欧の中では比較的治安が良く、フランクフルト市内を歩いていても特別危険な目に合わなかったですし、中央駅周辺の一部を除けば雰囲気が悪い場所もあまりない印象です。
市内自体の有名な観光スポット自体が多いわけではなく、周辺の街やドイツ内外の大都市とのアクセス面が便利であるという点が大きいので、自身の旅の目的に合わせてどこに宿泊するかを決めて下さい。