行ってわかった!コルディレラの棚田訪問におすすめのホテルと宿泊エリアのまとめ

こんにちは!世界遺産巡りが趣味のerikitaです。

今回は日本人にも大人気のビーチリゾート、フィリピンから、世界遺産のコルディレラの棚田群をご紹介します。

日本人にとって大切な食べ物である「米」はフィリピンでも主食として、多くの地域で栽培されています。

日本には弥生時代に稲作文化が広がったと言われていますが、そのルートは中国大陸からだけでなく、海を越えフィリピンなど南方からもやってきたとも言われています。

そんな謎も持ったコルディレラの棚田群は山岳地帯に堂々と広がる絶景の世界遺産でした。

目次

コルディレラへのアクセス方法は?

フィリピンは7,000以上の島からなる国です。コルディレラの棚田群があるのはフィリピンの首都マニラがあるルソン島です。

コルディレラとはルソン島を中央に走るコルディレラ山脈を指し、このイフガオ州一帯にあるバナウェ、ボントック、サガダには約2,000年前からイフガオ族により作られた棚田が広がります。

今回はマニラからアクセスのよい、バナウェの棚田をご紹介します。

山岳地帯にあるバナウェまでは、マニラからバスで行くのが一般的です。

マニラのバスターミナルから、オハヤミバス、フロリダバスなどが夜発で1本程度出ています。(スケジュールは変わりやすいのでお気を付けください)

山岳地帯の悪路を進むこと約9時間。朝にバナウェに着くスケジュールです。バス車内はかなりクーラーが効いています。夏でもパーカーなど1枚余分に準備したほうが良いです。また、棚田群は標高1,000m級の山々にあります。寒暖差があるのでご注意ください。

バナウェの棚田訪問のおすすめホテル&エリアは?

バナウェの中心部は半径300mほどの小さな町があります。

バスは中心部より少し上がったところで降ろされます。中心部にもいくつかホテルがありますが、谷間にある中心部からは、周囲の美しい棚田は見にくいです。

全部屋から棚田を見渡せる「バナウェ・ビュー・イン(Banaue View Inn)」

おすすめは、バス停車場から徒歩50mほどにある「バナウェ・ビュー・イン(Banaue View Inn)」です。

部屋数は11と少なく、ほとんどの部屋から美しい棚田を見ることができます。

部屋も清潔で、過ごしやすく、中心部の騒がしさも全く気になりません。しかし、やはり滞在前は温水のチェックなど部屋の設備を確認することおすすめします。

ホテルの方もとても親切で、英語も通じますので、いざという時は安心です。観光案内所や市場のある中心部へは徒歩で10分ほどです。必要な買い物は、市場や売店などがある中心部でできます。このホテルの敷地内にはバナウェ博物館があります。棚田を作ったイフガオ族に関する様々な資料が展示されています。

マニラの博物館でも見ることができない貴重な品々もあり一見の価値ありです。資料についてわからない時は、ホテルの方に訪ねてみるのもいいかもしれません。

街中心部で好立地な「サナフェ・ロッジ(Sanafe Lodge)」

中心部にある町役場の手前にあるサナフェ・ロッジ(Sanafe Lodge)があります。

このホテルは街の中心部にありながらも棚田を眺めることができる人気のホテルです。レストランもあり、棚田で収穫された米はもちろん、美味しいフィリピン料理を味わうことができます。

バナウェ一番の大きなホテル「バナウェ・ホテル&ユースホステル(Banaue Hotel & Youth Hostel)」

http://tieza.gov.ph/operating-entities/banaue-hotel-youth-hostel/

中心部から約3kmほど離れたところにある、「バナウェ・ホテル&ユースホステル(Banaue Hotel & Youth Hostel)」はバナウェで一番大きなホテルです。

http://tieza.gov.ph/operating-entities/banaue-hotel-youth-hostel/
http://tieza.gov.ph/operating-entities/banaue-hotel-youth-hostel/

レストランにバー、プールなど充実の設備が揃います。インターネットも利用可能なので、特に欧米系に人気のホテルです。

http://tieza.gov.ph/operating-entities/banaue-hotel-youth-hostel/

中心部には大きな観光スポットがなく、バナウェの観光は周辺の棚田を巡るのが主流です。ラウンジでゆっくりしたいときや、部屋ではリラックスしたい方におすすめのホテルです。

バナウェから16km離れた「バタッド」の棚田もおすすめ!

バナウェから約16km離れたところに位置するバタッドも美しい棚田が有名なエリアです。

近くまではトライシクルというサイドカー付きのバイクなどで行くことができますが、そこから山道を2時間ほど歩くため、できたら日帰りは避けたところです。

テラスのレストランから絶景の棚田が眺められる「ステアウェイ・ロッジ&レストラン(Stairway Lodge &Restraunt)」

バタッドの滞在で人気は「ステアウェイ・ロッジ&レストラン(Stairway Lodge & Restraunt)」です。テラスのレストランからは絶景の棚田が一望できます。レストランのみの利用も可能で、ピザやパスタなど豊富なメニューを取り揃えています。

バナウェを拠点にし、周辺の棚田を巡るには、トライシクルを利用するのが主流です。(徒歩圏内で行ける棚田は限られています。)

料金は交渉性で、ほとんどが2~3日かけて巡るコースです。予定さえ立ててしまえば、ホテル~棚田間の移動を任せられるのでとても便利です。

バナウェの町は小さいので、市場やお土産店は徒歩圏内で行くことができます。そのため、ホテル選びは利便性を考慮した中心部との距離感というより、部屋からの景観や過ごしやすさを優先されるといいかと思います。

これからコルディレラの棚田を訪問される方へ

マニラからバスで片道9時間、とアクセスしにくい世界遺産ですが、そのアクセスの悪さが逆に美しい景観を守ってきたとも言えます。

美しい民族衣装を纏ったイフガオ族や手つかずの自然など、日常とはかけ離れた世界に驚きと感動を覚えました。この地域の棚田では、年に2回米が収穫される二期作が行われています。

私が訪れたのは6月の終わり。ちょうど稲刈りの時で、標高差のある棚田は薄い黄色から黄金色まで美しいグラデーションで彩られていました。

収穫したての米も味わえる絶好な時期に、ぜひ旅の予定を立ててみてくださいね!

目次