ツアーコンダクターをしているFukaです。
仕事の関係でチェコ国内には何度も旅行していますが、この国で最も美しいと言われる古い町が、ボヘミア南部のチェスキー・クルムロフです。
ユネスコ世界遺産にも登録されているこの町は、古いお城と美しい町並みが残っています。そんなチェスキー・クルムロフのおすすめ宿泊エリアをお伝えいたします。
おすすめエリア1:スヴォルノスティ広場周辺のホテル
チェコの南に位置するチェスキー・クルムロフの街は、オーストリアとの国境にも近い南ボヘミアにあります。
1992年にユネスコ世界遺産に登録されたこの町の宿泊おすすめエリアの一つは、旧市街の中心にあるスヴォルノスティ広場周辺です。
この町の中心となるスヴォルノスティ広場の周辺には、いくつかホテルが集まっています。比較的小規模のホテルやペンションが多く、こじんまりとしたホテルに滞在すれば、まるでこの街でまるで暮らすように過ごすことができるでしょう。
スヴォルノスティ広場の周辺にはレストランやお土産屋さんもあり、この町の中でも最も便利なエリアといえます。すぐ近くには聖ヴィート教会やエゴン・シーレ文化センターなどもありますし、広場に面して市庁舎もあります。
その市庁舎の一角で両替をしていますので、いざお金が足りなくなったという時にもすぐにチェコの通貨チェココルナに両替することができるでしょう。またこの街は観光産業が盛んですので、こういった観光客が多いエリアのレストランは大体ユーロが使用できますし、クレジットカードも問題なく使えます。
小さな地方都市のチェスキー・クルムロフは治安も比較的良い町です。夜などはライトアップされた町並みを散歩して、広場のカフェでコーヒーやチェコ名物のべヘロフカという薬草のお酒を一杯飲んでからホテルに帰るのもいいですね。
チェスキー・クルムロフの街の中心のスヴォルノスティ広場の周辺は、この町一番のおすすめ宿泊エリアなのです。
このエリアのおすすめホテル「Castle View Apartments」
広場から徒歩すぐの場所にあるアパートメントタイプのホテル。名前の通り、チェスキークルムロフ城の眺めを満喫でいるホテルがたくさん用意されています。冷蔵庫や電子レンジ、食器なども取り揃えられているので、まさに「暮らすような滞在」を楽しむことができます。「1泊だけではもったいない!しばらく住みたい!」と思うようなアパートです。
おすすめエリア2:ホルニ通り周辺のホテル
チェスキー・クルムロフのおすすめ宿泊エリアに、ホルニ通りがあります。
この通りは旧市街の外側を通るバス通りから旧市街まで伸びている通りで、ホルニ通り沿いには小規模なホテルやペンションなどがあります。比較的ホテル代も抑えめにと考えるなら、こういうペンションなどもおすすめです。
そしてこのホルニ通りには「ホテル・ルージェ」があります。
小さなホテルが多いチェスキー・クルムロフのホテルの中では大きなホテルで、もともとはイエスズ会の修道院として16世紀に建てられた建物です。それを19世紀になってホテルとしてオープンしました。
旧市街の中心よりは少し高台となっていて、ホテル入口を出てホルニ通りを横切ると展望台があります。
そこからの旧市街の眺めは素晴らしく、町のシンボルとなっているチェスキー・クルムロフ城が正面に見えて、そのお城の大きさに圧倒されます。
お天気の良い日はホテルのテラスでお茶を飲んだりするのもいいですね。
ホテルの中のレストランのスタッフは、昼食や夕食の営業時間は中世風のコスチュームを身に着けていて、そんなウェイターやウェイトレスがお給仕してくれるのですから何だか楽しくなってしまいますね。
またホテル入口は小さな中庭となっていますが、シーズンによってはちょっとした屋台が何軒か出ています。それもただの屋台ではなくて、中世に使われていた道具などを現代風にアレンジしてあり、例えばボヘミアンガラスのグラスや水差しなども販売しています。
他にも革製品やお菓子などもあり、家に持って帰って実際に使えるお土産として、とっても素敵な品が色々ありました。
ホテルを出てすぐ左には聖ヴィート教会や町の中心であるスヴォルノスティ広場があります。
旧市街の中心にも近いこのホテルは、居心地の良い素敵なホテルです。そしてそのホテル・ルージェのあるホルニ通り沿いは、おすすめの宿泊エリアです。
おすすめエリア3:ラトラーン周辺のホテル
チェスキー・クルムロフのおすすめ宿泊エリアに、お城の近くのラトラーン地区があります。
少し高台のこのエリアは、旧市街に比べてお土産屋さんやレストランも少ないのですが、その分落ち着いた雰囲気です。そしてこのエリアはもともとお城に勤める人々が生活していたエリアでもあり、すぐ近くにチェスキー・クルムロフ城があるのです。
チェスキー・クルムロフ城の内部に入るのは有料で予約が必要ですが、お城の敷地は無料となっています。ラトラーン地区からお城に向かって歩いて行けば、お城の中庭をいくつも通り抜けて行き、一番奥はお城の庭園に進むことができます。
そしてその庭園手前はテラスとなっていて、そこからチェスキー・クルムロフの町全体の風景が見えます。
古い町並みや聖ヴィート教会の塔が見えて、まさに絶景です。写真を取るのにもベストポイントです。また、お城の下の方を見てみるとヴルタバ川が流れていて、夏などはカヤックを漕いでいる人がいて、それを上から眺めることができるのです。
ラトラーン地区にもレストランがありますが、お城から旧市街に向かうまでの間の通りにもたくさんのお土産屋さんやカフェ、そしてレストランがあります。
チェスキー・クルムロフの町の旧市街は端からは時まで歩いても1kmくらいですから、大した距離ではありません。昼食や夕食の際はお散歩をかねて旧市街のあちこちに出かけるのもいいですね。
お城がすぐ近くにあるラトラーン地区に泊まって、朝夕にお城にお散歩に行くのもいいですね。きっとその時間ごとに素敵な旧市街の風景を眺めることができますよ。
宿泊エリアを選んで素晴らしいチェスキー・クルムロフ滞在を!
13世紀にヴィーテク家によって町づくりが行われたチェスキー・クルムロフは、まさにユネスコ世界遺産に登録されるのにふさわしい古い町並みです。そしてその町のどこを歩いても、きっと楽しい時間となるでしょう。
この町のおすすめの宿泊エリアはいくつもあります。何日かこの町に滞在して、のんびりと過ごしてみて下さいね。きっと心からリフレッシュすることができるでしょう。