こんにちは、Itoです。海外旅行に魅せられて早10年以上、今でも暇と軍資金が貯まればあちこち旅をしています。
その中でもベルリンは長期滞在をしていたので、その経験からおすすめ宿泊エリアを紹介します。皆さんの旅行プランに少しでも貢献できれば幸いです。
おすすめエリア1:ベルリン観光の目玉が揃ったミッテ地区!
まずはベルリン観光の目玉が揃ったミッテ地区。ここのエリアは、毎日多くの観光客で賑わいます。
起点となるのは、やはり東西ドイツの境目だったブランデンブルグ門でしょうか。
ウンターデンリンデン通りを東へ進めば、見えてくるのは森鴎外も留学していたフンボルト大学です。そしてその次にくるのは迫力あるベルリン大聖堂。ここまできたら、アレクサンダープラッツにそびえる玉ねぎ頭のかわいいテレビ塔も、すぐ目の前に見えてきます。
さて、ブランデンブルグ門を西側には、ガラス屋根のドイツ連邦議会議事堂や6月17日通りがあります。
6月17日通りを西へ進むと見えてくるのは黄金の女神が眩しい戦勝記念塔です。映画『ベルリン・天使の詩』のファンならお馴染みの場所ですね。
そこからさらに西に進めば、白くまのクヌートがいたベルリン動物園に出ます。ここまできたら、第二次大戦で破壊されたままの状態を今に残すカイザー・ヴィルヘルム記念教会もすぐ側です。
辺りはすっかりデパートや服屋などが並ぶショッピングエリアとなっており、お土産を買う観光客とショッピングに来たベルリーナーたちで賑わっています。
ミッテ地区には観光向けのお店や宿泊施設が多いので、旅行の滞在であればとても便利なエリアです。ベルリン中央駅や空港までのアクセスも良好です。
おすすめエリア2:ディープなベルリンを味わうならクロイツベルク地区へ!
ガイドブックにはあまり載っていないディープなベルリンを味わいたい方には、クロイツベルク地区がおすすめです。
トルコ移民が多く住む地域としても知られており、ベルリンでありながらトルコやイスラムの文化が多く根付いています。
とはいえ、ドイツでは第二次大戦後の復興のために多くの移民をガストアルバイターとして受け入れたので、トルコ以外にもベトナムからの移民も多く住んでいます。
現在のドイツは都市に限って言えば、多文化共生社会となっているのです。毎週火曜日と金曜日にはトルコマーケットが開かれており、運河沿いにいくつもの市がたちます。
野菜や魚、布など様々なものが並び、ベルリンですがここでは主にトルコ語が飛び交います。
人混みに疲れたら、運河沿いの川縁で若者たちに混じって日光浴というのも素敵です。日光浴には敷布とビールをお忘れなく。
さらにビール瓶の蓋をライターなどを使ってうまく開けれるようになったら、もう立派なベルリーナー気分です。
テンペルホーフ空港跡地をそのまま公園にした、テンペルホーフ公園も日光浴にはうってつけの市民の憩いの場です。
こんなにゆったりとした公園ですが、冷戦時には空輸の重要な地点を担っていたわけですから、ベルリンは本当に様々な歴史を刻んだ街です。
現在のベルリンはアンダーグラウンドな魅力を持ち、多くのアーティストの活動拠点となっていますが、ナイトクラブも熱いです。ここクロイツベルクには多くのクラブが点在しているので、クラブを廻りたい旅行者にもおすすめのエリアです。
おすすめエリア3:ライトな生活感を味わうなら「プレンツラウアーベルク」
さて観光エリア、ディープなエリアときたら、今度はライトな生活感を感じれる宿泊エリアをご紹介します、若いベルリーナーたちに人気の居住区として注目されているプレンツラウアーベルクです。
ここは中心からは少し離れるため、観光エリアというよりは生活エリアといえます。
とはいえミッテへのアクセスは良好なので、観光にも便利です。おしゃれなカフェやレストランも多くあります。
とくに最近はこの辺りに、新しい日本食屋さんが続々と増えてきました。日本食が恋しい長期滞在派の人にはこの辺りでの宿泊がぜひおすすめです。
また、プレンツラウアーベルクからすぐにあるマウアーパークでは、毎週日曜日に大規模な蚤の市が開かれています。アンティーク家具や東ドイツ時代のレアもの、アーティストの作品など様々な掘り出し物を見つけることが出来ます。
とても有名な蚤の市で非常に混み合いますから、ゆっくり見て歩くのは大変かもしれません。
そんな時は蚤の市を抜け出し、隣の公園でゆっくりと休みましょう。敷布とビールと日光があれば、どこでもパラダイスなのがベルリンを楽しむコツです。
ここでは運が良ければミュージシャンのライブや、ストリートパフォーマーのパフォーマンスを見ることが出来るかもしれません。
宿泊エリアを選んで快適なベルリン滞在を。ビールを片手に日光浴も!
ベルリンはドイツの首都で、350万人もの人口を抱える大都市です。
しかし、経済の中心をフランクフルトに譲っているせいか、はたまた緑の多い街のせいか、どこかゆったりとした過去と現在が入り交じる不思議な街です。
観光箇所を見終わって、まだ旅行の時間に余裕があれば、ぜひビールを片手に日光浴をしにいきましょう。