
こんにちは、EmiKotoです。私は2010年から昨年までの4年間、ロンドンに住んでいました。
イギリスには日本人観光客がよく訪れる魅力的な地方のエリアも沢山ありますが、やはりイギリスに来るからにはロンドン観光は外せません。
この記事では、ロンドン観光に便利なおすすめの宿泊エリアとアパートをご紹介していきます。暮らすように滞在する、ロンドンをお楽しみ下さい。
ホテル感覚で海外アパートを探す方法


海外でのアパート・コンドミニアムを探す方法(短期滞在向け)を、海外滞在歴が長い編集部員が解説しました。
\ホテル感覚で、気軽にアパートを借りる /
ロンドンおすすめエリア1:メイフェア周辺のアパート


メイフェアは落ち着いた佇まいの高級住宅街。イギリスらしい瀟洒な建物が並ぶ中に、バークリー・スクエアやグロヴナー・スクエアなどの落ち着いた公園があり、近くの喧騒が嘘のような静けさを味わうことができます。
ハイド・パークやグリーン・パークなどの大型の公園も至近距離にあり、ロンドン中心部にいながら豊かな緑に癒されることでしょう。
この近辺には、イギリスの伝統を楽しめる優美なホテルも多く、どれにしようか迷ってしまうほど。特にクラリッジズは、2012年に天皇皇后両陛下の訪英時にご滞在されたホテルで、大変な格式があります。それでいてスタッフはとても心温まる対応をしてくれるので、イギリス的なホスピタリティを存分に味わうことができます。
これほど落ち着いたメイフェアですが、アフタヌーン・ティーに立ち寄りたいフォートナム&メイソンやピカデリー・サーカス、セルフリッジやジョン・ルイスなどのデパートが立ち並ぶオックスフォード・ストリート、高級ブランド・ショップが軒を連ねるボンド・ストリートにも近く、ショッピングを楽しみたい向きにも便利なエリアです。
ショッピング疲れを癒すのにまさにうってつけな雰囲気をこのメイフェアで味わってください。
ロンドンおすすめエリア2:セント・パンクラス駅周辺のアパート


セント・パンクラス駅は、ロンドンの北側にあり、あのユーロスターの発着駅となっています。
また、すぐ隣にはキングス・クロス駅、至近距離にユーストン駅があるので、ユーロスターでヨーロッパ大陸に行く予定の方や、イギリスの地方を旅する人には実に便利なエリアになっています。
5年ほど前に、セント・パンクラス駅の古い駅舎を活用してリノベートされたルネッサンスホテルがオープン。鉄道旅行好きの人にとっては、これほど旅情をそそるロケーションはないと言ってもいいでしょう。
かく言う私も、このセント・パンクラス駅から発着する鉄道で北に行った地方都市に住んでいたため、この駅はロンドンがデスティネーションの時も通過の時も必ず通る場所。ユーロスターとの待ち合わせの時には、駅の2階にあるレストランでユーロスターが行き来するのを眺めながら時間調整をしたものです。
また単に移動の中継点として便利なだけではありません。セント・パンクラス駅の隣には大英図書館、1kmほどの距離に大英博物館もあり、これらを時間をかけて巡りたい人にも使い勝手のいいエリアではないかと思います。
この近辺には活気あふれる個性的なパブも多く、自分のお気に入りを探すのもロンドンらしい楽しい過ごし方ではないでしょうか。
ロンドンおすすめエリア3:ハイドパーク&ケンジントンガーデン周辺のアパート


言わずと知れた世界で最も有名な公園の1つ、ハイドパークとそれに隣接しているケンジントンガーデンはロンドンの中心地にあります。
その周辺にはロンドンの地下鉄の駅が沢山あります。それら駅は当然ロンドンの中心地に位置するため、路線は違えどどこもとても便利です。ロンドン名物の赤い2階建てバス、ダブルデッカーも数多く走っています。
このエリアは、便利なのに、ちょっと歩けば広大な敷地を誇るハイドパーク・ケンジントンガーデンがあるのです。一歩入れば、都会の喧騒を忘れ、リスと戯れたりバラ等の花々や木々を眺め癒されることが出来ます。
また、ケンジントンガーデン内にはダイアナ妃がかつて暮らしたケンジントン宮殿があり、こちらも観光地の1つとなっています。ケンジントン宮殿のほど近くには、セレブの子どもの目撃情報が絶えない遊具のある有名なプレイグラウンド、Diana Memorial Playgroundがあり、子連れでの観光の際に思い切り子どもを遊ばせることも出来ますよ。
Knightsbridge駅方面に出れば有名高級百貨店のハロッズも徒歩圏内ですし、Marble Arch駅方面に出れば買い物天国のOxford StreetやBond Street、Regents Streetが徒歩圏内です。便利さと気持ちよさを兼ね備えた、ロンドンらしいエリアです。
ロンドンおすすめの宿泊エリア4:Earl’s Court駅近くのアパート


Earl’s Court駅は、ロンドン中心地と郊外の南西の境い目に位置します。
イギリスは、世界でも有数のホテル宿泊費の高い国です。ロンドン中心地のホテルはやはり便利ですが、少し中心地を外して宿泊費を抑え、その分食べ物や買い物を奮発するというのも1つの良い選択肢かなと思います。
Earl’s Court駅はそれ程中心地を外れないですし、観光にとくに便利な地下鉄路線の1つDistrict Lineが通っているわりに、比較的安価なホテルやアパートも多いです。
ヒースローエクスプレスとは別に、空港と繋がっている各駅停車の路線Piccadilly Lineも通っており、時間は掛かるものの低運賃で空港への移動も出来るからか、この辺りにはホステルも集まっています。
ロンドンの観光地と同様、スリ等の治安には注意を払うべきですが、危ない地域というわけでは一切ありません。


District Line沿いには、自然史博物館・V&Aミュージアム・科学博物館という三大ミュージアムの隣接しているSouth Kensington駅、ビッグベンやウェストミンスター寺院が目の前のWestminster駅、映画ノッティングヒルの恋人でお馴染みの世界最大級アンティークマーケットも開催されるNotting Hill Gate駅等があります。
Piccadilly Line沿いには、SOHOの中心でありトラファルガー広場やナショナルギャラリーにも徒歩圏内のPiccadilly Circus駅、大英博物館の最寄り駅であるHolborn駅、ハリーポッターで有名となったKing’s Cross駅等があります。そんな路線が通ったEarl’s Court駅、比較的手ごろな宿泊費が期待できる便利なエリアです。
ロンドンおすすめエリア5:コヴェント・ガーデン周辺のホテル


美術館巡りやオペラ鑑賞など、芸術三昧のためにロンドンに来たという向きには、コヴェント・ガーデン周辺がおすすめのエリアです。
まず何と言っても印象派のコレクションで有名なナショナル・ギャラリーを外すことはできません。素晴らしい作品揃いなので一日ではもったいないぐらいです。
幸いなことに、この美術館も無料なので、近くのホテルに宿泊し、何度も通うのがおすすめです。ナショナル・ギャラリーの前のトラファルガー・スクエアも一見の価値がありますし、お隣のナショナル・ポートレート・ギャラリーも穴場的に面白い美術館です。
印象派好きの方にはコートールド美術館もおすすめです。こじんまりとした美術館ですが、印象派の傑作が揃っていて見ごたえがあります。
オペラやバレエが好きな方には、ロイヤル・オペラ・ハウスがコヴェント・ガーデンの向かいにありますし、ミュージカルが好きな方には劇場が数多くあるこのエリアは、毎日楽しくてあっという間に時が過ぎてしまいそうです。
コヴェント・ガーデンのカフェで行き交う人を眺めたり、個性的なショップを見て回ったりも楽しい一時ですね。
このエリアにはローストビーフの老舗、シンプソンズ・イン・ザ・ストランドがあります。数十年前に比べるとだいぶ味もよくなったとか。ここも試してみる価値がありますね。
ロンドンおすすめエリア6:テムズ川沿いのアパート


ハイドパークと並んで、ロンドン暮らしの人たちにとって無くてはならない自然の風景がテムズ川です。ロンドンは、世界の古い都市がそうであるように市内を流れるこのテムズ川に沿って発展してきました。
そのため、ビッグベンやロンドンアイ、タワーブリッジにロンドンブリッジ、ロンドン塔、グリニッジ天文台等、主要な観光スポットはテムズ川沿いに並んでいます。
ロンドンでの移動はチューブと呼ばれる地下鉄や有名な赤い2階建てバスのダブルデッカーが有名ですが、実はテムズ川の上を通っている沢山のフェリーも大変使い勝手が良いのです。
主要な観光スポットの近くには大抵フェリー乗り場があり、観光地から観光地へフェリーで移動、なんていうちょっとしたリバークルーズのような優雅なことが可能です。
テムズ川に沿って少し郊外に目を向ければホテルも比較的手ごろな価格になってきますし、それでいてリバービューのお部屋に泊まれたら少し中心地から遠くても十分旅を満喫できるように思います。
いくらいても飽きない魅力的な街・ロンドン
ロンドンは、本当に魅力的な街です。古き良きを大切にしつつ、時代の最先端を味わえる面も同時に兼ね備えています。旅する人の興味次第で、これ程見どころの変わる都市も珍しいのではないでしょうか。
私は4年以上暮らしましたが、それでも見どころを回りきれていないと感じています。これからロンドンへいらっしゃる皆さま、あなたのプランにぴったりのホテルを見付け、どうぞお時間の許す限りご自身なりの欲張りな旅をご満喫ください。
ホテル感覚で海外アパートを探す方法


海外でのアパート・コンドミニアムを探す方法(短期滞在向け)を、海外滞在歴が長い編集部員が解説しました。
\ホテル感覚で、気軽にアパートを借りる /